2014年11月5日 (仮訳)ブラジル北東部のハーバリウム標本に基づくチャダイゴケ属の改訂 Cruz, RHSF. et al., 2014. Revision of the genus Cyathus (Basidiomycota) from the herbaria of northeast Brazil. Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_5_4_5.pdf [Accessed November 5, 2014]. 【R3-01253】2014/11/05投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル北東部のハーバリウム4施設に収蔵されているチャダイゴケ属菌の乾燥標本を再検討し、Cyathus badiusなど9種を同定した。 C. berkeleyanusおよびC. poeppigiiをブラジル北東部新産種として報告した。 各標本について記載文およびスケッチを掲載し、分類学的所見を加えた。 (その他掲載種) Cyathus badius Kobayasi カバイロチャダイゴケ (ブラジル北東部新産種) Cyathus berkeleyanus (Tul. & C. Tul.) Lloyd 【よく似た種との区別】 Cyathus pallidus(ハゲチャダイゴケ) 特に淡色で殻皮が顕著な扇畳み状でない標本の形態が本種と類似している(容易に混同される) 殻皮の形状が類似している 外皮が単層からなる 担子胞子のサイズが類似している 本種より子実体が明色 本種ほど殻皮が顕著な扇畳み状でない (その他掲載種) Cyathus earlei Lloyd (その他掲載種) Cyathus gracilis H.J. Brodie 【よく似た種との区別】 Cyathus pedicellatus 柄を有する 本種と異なり殻皮が平滑~微かに扇畳み状ではなく顕著な扇畳み状 本種と異なり外皮が明瞭に2層からなるのではなく2層からなるがやや同質 本種より担子胞子が長い (その他掲載種) Cyathus limbatus Tul. & C. Tul. (その他掲載種) Cyathus pallidus Berk. & M.A. Curtis ハゲチャダイゴケ 【よく似た種との区別】 Cyathus microsporus 暗色の標本の形態が類似している(混同のおそれがある) 本種より子実体が暗色 本種より担子胞子の幅が狭い Cyathus berkeleyanus 特に本種の標本が淡色で殻皮が顕著な場合に形態が類似している(容易に混同される) 殻皮の形状が類似している 外皮が単層からなる 担子胞子のサイズが類似している 本種より子実体が暗色 本種より殻皮が顕著な扇畳み状 (ブラジル北東部新産種) Cyathus poeppigii Tul. & C. Tul. イリオモテチャダイゴケ 【よく似た種との区別】 Cyathus limbatus 肉眼的形態が類似している(混同のおそれがある) 本種より担子胞子が短い (その他掲載種) Cyathus setosus H.J. Brodie (その他掲載種) Cyathus striatus (Huds.) Willd. スジチャダイゴケ