2021年11月8日 (仮訳)中国新産種、Russula indocatillus Bin, C. et al., 2021. Russula indocatillus, a New Record Species in China. Chinese Journal of Tropical Crops. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Bin-Chen-87/publication/355807895_Russula_indocatillus_a_New_Record_Species_in_China/links/617f9b1deef53e51e1135c7b/Russula-indocatillus-a-New-Record-Species-in-China.pdf [Accessed November 8, 2021] 【R3-08946】2021/11/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の湖北省および雲南省からRussula indocatillusを中国新産種として報告した。 本種はインドから記載された種であり、中国においてはブナ属やコナラ属の優占する混交林に発生していた。 分子系統解析の結果から、本種がHeterphyllidia亜属Ingratae節に含まれることを示した。 (中国新産種) Russula indocatillus A. Ghosh, K. Das & R.P. Bhatt 【よく似た種との区別】 Russula catillus 同じIngratae節に含まれる 東アジアに分布する 本種より高緯度・高経度の地域に分布する 本種と異なり子実体が脆い 本種より襞の数が少ない 本種と異なり柄が類白色 本種と異なり柄が基部にかけて僅かに膨大する 本種より担子器のサイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが小さい 本種より傘表皮が厚い Russula gelatinosa 同じIngratae節に含まれる 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯赤褐色~黄褐色~暗褐色 本種と異なり傘表面がゼラチン化する 本種と異なり襞が類白色で赤色を帯びる 本種より柄が長い 本種と異なり担子器が大型 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子表面の装飾が丈の高い翼状および低い疣状 ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula rufobasalis 同じIngratae節に含まれる 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり襞が類白色~さび色 本種と異なり柄基部が帯赤色 本種より傘表皮が厚い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula pseudocatillus 同じIngratae節に含まれる 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子に孤立した円錐形~円筒形の疣を有し、網目状になることがない 本種より側シスチジアが短い 本種より傘シスチジアが短い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula subpunctipes 同じIngratae節に含まれる 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が硫黄色~蜜黄色 本種と異なり傘縁部が亀裂を生じてパッチ状になる 本種と異なり襞縁部がヘンナ色である 本種と異なり柄表面にヘンナ色の疣を有する 本種と異なり柄が中空である 本種と異なり子実体に微かに芳香がある 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子表面に大きな翼状装飾と孤立した低い疣を有する 本種より側シスチジアのサイズが大きい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Russula punctipes 同じIngratae節に含まれる 中国に分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄が鈍黄色~帯褐色 本種と異なり柄表面に褐黄色~暗褐色の点状模様がある 本種と異なり子実体に強い不快臭がある 本種より担子器の幅が広い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子に翼状装飾および低い疣を有する 本種より縁シスチジアの幅が広い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される