2017年1月3日 (仮訳)ドミニカ共和国産の新種、Smithiomyces dominicanus Justo, A., Angelini, C. & Bizzi, A., 2015. Smithiomyces dominicanus (Agaricales: Agaricaceae), a new species from the Dominican Republic. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.226.1.9 [Accessed January 3, 2017]. 【R3-03625】2017/01/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ドミニカ共和国で採集された菌を検討し、Smithiomyces dominicanusとして新種記載した。 本種は子実体全体が白色で柄の基部が塊茎状であり、担子胞子にSEM下で疣状装飾を認めることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でS. mexicanusと姉妹群を形成したが、傘に中丘を欠き、柄の基部が幅広く、担子胞子が光学顕微鏡下で平滑に見える点などが異なっていた。 Dominican Republic, Prov. Puerto Plata, Sosúa, Puerto Chiquito (新種) Smithiomyces dominicanus Justo, Angelini & Bizzi 語源…ドミニカの 【よく似た種との区別】 Smithiomyces mexicanus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりドミニカ共和国ではなくメキシコ、米国、ブラジル、ベルギー、スイスなどに分布する 本種と異なり傘に中丘を有する 本種と異なり柄の基部が塊茎状でない 本種と異なり柄の基部に豊富な被膜の名残を伴う 本種と異なり担子胞子が光学顕微鏡下で平滑に見えるのではなく疣状粗面に見える ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Smithiomyces lanosofarinosus 本種と異なりドミニカ共和国ではなくブラジルに分布する 本種と異なり襞が白色で老成するか触れると傘が白色で暗赤色を帯びる 本種と異なり襞が白色で老成するか触れると黄色または黄褐色を帯びるのではなく硫黄色 本種と異なり担子胞子が光学顕微鏡下で平滑に見えるのではなく疣状粗面に見える Cystolepiota pseudogranulosa(コナカラカサタケモドキ) 熱帯域に分布する 子実体全体が白色 本種より子実体のサイズが小さい 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘表面が微粉状 本種と異なり縁シスチジアが狭棍棒形~棍棒形ではなく円筒形 本種と異なり傘表皮に球形~類球形ではなく長楕円形の細胞を含む