2022年11月24日 (仮訳)スペイン産の地衣生菌の新種、Stigmidium neofusceliae Calatayud, V. & Triebel, D. 1999. Stigmidium neofusceliae (Dothideales s.l.), a new lichenicolous fungus from Spain. Nova Hedwigia. Avilable at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/69/83000/Stigmidium_neofusceliae_Dothideales_sl_a_new_lichenicolous_fungus_from_Spain [Accessed November 24, 2022] 【R3-10088】2022/11/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、バレンシア州においてNeofirscelia属に生じた地衣生菌の一種を検討し、Stigmidium neofusceliaeとして新種記載した。 本種をS. xanthoparmeliarum(スペイン新産種)およびS. psoraeと比較検討した。 後者はダカンピア科に含まれると考えられたが、属レベルの所属は未定とした。 Spain, Valencian Community, province of Castello, Almenara, La Frontera, U.T.M. (新種) Stigmidium neofusceliae Calatayud & Triebel 語源…Neofirscelia属の 【よく似た種との区別】 Stigmidium xanthoparmeliarum スペインに分布する 同じパルメリオイド地衣を宿主とする 宿主地衣体に損傷を与える 子嚢間菌糸を欠く 本種と異なりイタリアおよびフランスにおける分布が知られている 本種と異なりNeofirscelia属ではなくキクバゴケ属地衣などを宿主とする 本種と異なり宿主地衣体に僅かな帯灰色の変色と皴状変形ではなく黒色で中央部が灰色になる壊死斑を生じる 本種より子嚢果の直径が小さい 本種と異なり子実層ゲルがI+紫色ではなくI陰性 本種より子嚢の幅が狭い 本種より子嚢胞子が長い 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり生殖菌糸が無色または淡褐色ではなく無色 本種と異なり生殖菌糸がI+紫色ではなくI陰性 本種と異なり子嚢果の壁が下部で無色または淡色なのではなく下部で暗褐色 本種と異なり子嚢果の壁がI+紫色ではなくI陰性 Stigmidium psorae スペインに分布する 子嚢果の壁が下部で無色または淡色 本種と異なりNeofirscelia属ではなくカイガラゴケ属地衣などを宿主とする 本種と異なり宿主地衣体に変色や変形を生じない 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子実層ゲルがI+紫色ではなくI+紫色またはI陰性 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢間菌糸を欠くのではなく有する 本種と異なり生殖菌糸が無色または淡褐色ではなく無色 本種と異なり生殖菌糸がI+紫色ではなくI陰性 本種と異なり子嚢果の壁がI+紫色ではなくI陰性 (スペイン新産種) Stigmidium xanthoparmeliarum Hafellner 【よく似た種との区別】 Stigmidium neofusceliae スペインに分布する 同じパルメリオイド地衣を宿主とする 宿主地衣体に損傷を与える 子嚢間菌糸を欠く 本種と異なりイタリアおよびフランスにおける分布が知られていない 本種と異なりキクバゴケ属ではなくNeofirscelia属地衣などを宿主とする 本種と異なり宿主地衣体に黒色で中央部が灰色になる壊死斑ではなく僅かな帯灰色の変色と皴状変形を生じる 本種より子嚢果の直径が大きい 本種と異なり子実層ゲルがI陰性ではなくI+紫色 本種より子嚢の幅が広い 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり生殖菌糸が無色ではなく無色または淡褐色 本種と異なり生殖菌糸がI陰性ではなくI+紫色 本種と異なり子嚢果の壁が下部で暗褐色なのではなく下部で無色または淡色 本種と異なり子嚢果の壁がI陰性ではなくI+紫色