2016年7月29日 (仮訳)中国産ノリミアナタケ属菌の研究 (1):中国南部、湖南省産の1新種 Chen, J-J. & Yu, H-Y., 2012. Studies on Wrightoporia from China 1. A new species from Hunan Province, South China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00036 [Accessed July 29, 2016]. 【R3-03150】2016/07/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国湖南省で採集された菌を検討し、Wrightoporia nigrolimitataとして新種記載した。 本種は子実体が一年生で小型の傘状であること、管孔と肉の間に褐色~黒色の線を有すること、担子胞子が粗面でアミロイドであること、1菌糸型であることなどで特徴づけられた。 本新種を含む中国産ノリミアナタケ属菌15種の検索表を掲載した。 中国湖南省郴州市宜章県莽山国家森林公園 (新種) Wrightoporia nigrolimitata Jia J. Chen 語源…黒色の境界の(管孔と肉の間に黒色の線を有することから) 【よく似た種との区別】 Wrightoporia flava 子実体が傘状 担子胞子が粗面 担子胞子が薄壁 担子胞子がアミロイド 菌糸構成が1菌糸型である 生殖菌糸が非デキストリノイド 本種と異なり中国ではなくガボン、タンザニア、マラウイなどに分布する 本種と異なり子実体が綿状で脆い 本種と異なり管孔と肉の間に黒色の線を有さない 本種と異なり実質の菌糸が錯綜型 本種と異なり粘質原菌糸を有する Wrightoporia novae-zelandiae 菌糸構成が1菌糸型である 本種と異なり中国ではなニュージーランドなどに分布する 本種と異なり子実体が傘状ではなく背着生 本種と異なり粘質原菌糸を有する Wrightoporia porilacerata 子実体が傘状 担子胞子のサイズが類似している 菌糸構成が1菌糸型である 本種と異なり中国ではなくブラジルなどに分布する 本種より子実体のサイズが顕著に大きい 本種と異なり管孔と肉の間に黒色の線を有さない 本種と異なり実質の菌糸が錯綜型