2018年2月20日 (仮訳)新種Montagnula jonesiiの系統分類学的評価 Tennakoon, DS. et al., 2016. Taxonomy and phylogenetic appraisal of Montagnula jonesii sp. nov. (Didymosphaeriaceae, Pleosporales). Mycosphere. researchgate.net. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_7_9_8.pdf [Accessed February 20, 2018]. 【R3-04869】2018/2/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリアにおいてヨーロッパブナの枯れ枝に生じた腐生菌の一種を検討し、Montagnula jonesiiとして新種記載した。 本種は子嚢果が埋生し褐色、子嚢胞子が楕円形~紡錘形で3隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本新種を含むMontagnula属菌の形質比較表を掲載した。 Italy, Arezzo Province (AR), near Croce di Pratomagno (新種) Montagnula jonesii Tennakoon, Camporesi, Phookamsak & K.D. Hyde 語源…E.B. Gareth Jones教授に献名 【よく似た種との区別】 Montagnula aloes 子嚢果が埋生する 子嚢果に孔口を有する 子嚢胞子が帯赤褐色 子嚢胞子の隔壁数が3 nrLSU+nrSSU+ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりヨーロッパブナではなくアロエ属植物などを宿主とする 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が楕円形~紡錘形ではなく卵状~楕円形 本種と異なり子嚢胞子の2番目の細胞が大きいという特徴を欠く nrLSU+nrSSU+ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Montagnula scabiosae 子嚢果が埋生する 子嚢果のサイズの範囲が重なる 子嚢果に孔口を有する 子嚢胞子が帯赤褐色 子嚢胞子の隔壁数が3 nrLSU+nrSSU+ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりヨーロッパブナではなくマツムシソウ属植物などを宿主とする 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の2番目の細胞が大きいという特徴を欠く 本種と異なり子嚢胞子が隔壁部分で深く狭窄するのではなく僅かにしか狭窄しない nrLSU+nrSSU+ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される