2026年1月29日 (仮訳)東南アジア-オーストララシア地域におけるブドウ葉さび病菌およびその近縁種の分類 Ono, Y. et al. 2020. Taxonomy of Southeast Asian-Australasian grapevine leaf rust fungus and its close relatives. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-020-01607-2 [Accessed January 29, 2026] 【R3-13578】2026/1/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 東南アジア-オーストララシア地域のブドウ葉さび病菌が東アジアおよびアメリカ大陸の既知種と異なることを形態学的検討および分子系統解析により確認し、Neophysopella tropicalisとして新種記載した。 タイにおいてアワブキ属およびAmpelocissus属植物に生じたさび菌を調査し、N. sriphumensisとN. doipuiensisの2新種を記載した。 また、Aecidium wareoenseに対してN. wareoensisの新組み合わせを提唱した。 Thailand, Chiang Mai Prov., Chiang Mai, Doi Suthep-Pui National Park, Doi Pui, on a loop trail to the summit (新種) Neophysopella doipuiensis I. Okane & Y. Ono 語源…ドイ・プイ産の 【よく似た種との区別】 Phakopsora cronartiiformis アジアに分布する 同じブドウ科植物を宿主とする 夏胞子堆が微小である 夏胞子堆の周縁に糸状体を有する 夏胞子表面が小刺状でない 冬胞子堆が表皮下に生じる 本種と異なりヒマラヤ地域などに分布する 本種と異なりParthenocissus semicordataを宿主とする 本種より夏胞子堆の糸状体のサイズが大きい 本種より夏胞子のサイズが大きい 本種と異なり夏胞子の発芽孔が明瞭ではなくほとんど観察されない 本種と異なり夏胞子の発芽孔数が3ではなく2 本種と異なり夏胞子の発芽孔がほぼ赤道上部に位置する 本種と異なり夏胞子壁表面の迷路状構造上に円錐状突起が不規則に分布するのではなく皺状で顕著な疣状である Thailand, Chiang Mai Prov., Chom Thong Distr., Doi Inthanon National Park, Sri Phum Waterfall (新種) Neophysopella sriphumensis I. Okane & Y. Ono 語源…スリプーム産の 【よく似た種との区別】 Neophysopella hornotina アジアに分布する 同じアワブキ属植物を宿主とする ITS2+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく日本などに分布する 本種と異なりヤンバルアワブキではなくフシノハアワブキを宿主とする 本種と異なり異種寄生性ではなく同種寄生性である 本種とさび胞子の装飾が異なる ITS2+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neophysopella wareoensis タイに分布する 本種と異なりパプアニューギニアにおける分布が知られている 本種と異なり胞子の細胞質が有色ではなく無色 本種と異なりさび胞子が頂部と基部で顕著に厚壁 Thailand, Saraburi Prov., Saraburi, on local road 2089, ca. 2 km north, off Mittrahap Road (新種) Neophysopella tropicalis Y. Ono, S. Chatasiri, S. Pota & I. Okane 語源…熱帯の 【よく似た種との区別】 Neophysopella meliosmae-myrianthae 宿主が共通している 形態的に類似している ITS2+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく東アジアおよびブラジルなどに分布する 本種より夏胞子堆の糸状体が長い 本種より夏胞子堆の糸状体の幅が狭い 本種より夏胞子堆の糸状体が厚壁 ITS2+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neophysopella montana 宿主が共通している 形態的に類似している ITS2+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく東アジアおよびブラジルなどに分布する 本種より夏胞子堆の糸状体が長い 本種より夏胞子堆の糸状体の幅が狭い 本種より夏胞子堆の糸状体が厚壁 ITS2+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Neophysopella wareoensis (Cummins) Y. Ono & I. Okane 旧名:Aecidium wareoense Cummins 【よく似た種との区別】 Neophysopella sriphumensis タイに分布する 本種と異なりパプアニューギニアにおける分布が知られていない 本種と異なり胞子の細胞質が無色ではなく有色 本種と異なりさび胞子が頂部と基部で顕著に厚壁という特徴を欠く