2023年3月15日 (仮訳)ガイアナ、パカライマ山地産Amanita属菌 Simmons, C., Henkel, T, & Bas, C. 2002. The genus Amanita in the Pakaraima mountains of Guyana. Persoonia. Avaialble at: https://repository.naturalis.nl/pub/531984 [Accessed March 15, 2023] 【R3-10422】2023/3/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ガイアナ、パカライマ山地から6種のAmanita属菌を記録した。 そのうちA. aurantiobrunneaなど4種を新種、残りの2種をガイアナ新産種として報告した。 新種A. perphaeaは先住民により普通に食用にされていた。 Guyana, Pakaraima Mountains, Upper Ireng River (新種) Amanita aurantiobrunnea C.M. Simmons, T.W. Henkel & Bas 語源…橙褐色の 【よく似た種との区別】 Amanita aureomonile 南米に分布する 本種と異なりガイアナではなくコロンビアなどに分布する 本種と異なり傘が明黄色で中央部が暗色 本種と異なり柄が淡黄色 本種と異なりつばが明黄色 Amanita subjunquillea(タマゴタケモドキ) 本種と異なりガイアナではなく日本などに分布する 本種より傘が黄褐色である 本種よりつばが密着する 本種より担子胞子の最大長が短い 本種より担子胞子が球形に近い Guyana, Pakaraima Mountains, Upper Ireng River (新種) Amanita cyanopus C.M. Simmons, T.W. Henkel & Bas 語源…青色の柄の 【よく似た種との区別】 Amanita odorata 傘が帯灰緑色 傘表面に褐色のつぼの名残の疣を有する 本種と異なりガイアナではなくコンゴなどに分布する 本種と異なり傘縁部が懸垂状 本種と異なり子実体に苦扁桃様の臭いがある 本種と異なり担子胞子が長形~類円筒形 Guyana, Potaro-Siparuni, Pakaraima Mountains, 0.2-1 km downstream from Kurutuik Falls (新種) Amanita perphaea C.M. Simmons, T.W. Henkel & Bas 語源…per+Amanita phaea 【よく似た種との区別】 Amanita phaea 南米に分布する 形態的に類似している(当初この種と考えられた) 本種と異なりガイアナではなくブラジルなどに分布する 本種と異なり傘の頂部または中央部が淡色なのではなく一様に淡色である 本種と異なり傘表面が圧着した暗色繊維状ではなく一様に帯灰褐色の繊維状である 本種と異なり傘表面につぼの名残の疣およびパッチを伴うという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮に細長い膨大した細胞と褐色の色素結晶を含むという特徴を欠く Amanita fritillaria f. malayensis 本種より傘表面のつぼの名残の疣が多くて小さい 本種と異なりつばが柄の中間点にある 本種と異なりつばが灰色である 本種と異なり傘表皮に細長い膨大した細胞と褐色の色素結晶を含むという特徴を欠く Amanita fritillaria 本種より担子胞子が楕円形に近い Amanita pilosella 子実体が暗色 傘表皮に細長い膨大した細胞を含む 本種と異なりガイアナではなく東南アジアなどに分布する 本種より子実体のサイズがかなり小さい 本種より傘表面のつぼの名残が粉状~やや繊毛状である 本種と異なりつばが灰色で縁部が帯黒色 Amanita tristis 本種と異なりガイアナではなくシンガポールなどに分布する 本種と異なり傘表面のつぼの名残の疣が全体的に類白色~淡い帯灰色である 本種と異なり柄表面のつぼの名残の疣が全体的に類白色~淡い帯灰色である 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子が楕円形に近い Amanita fuscobrunnea 本種と異なりガイアナではなくオーストラリアなどに分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり傘が灰色 本種と異なり傘表面に暗色角錐状の疣を伴う 本種と異なり柄全体の表面が褐色粉状の小粒に覆われる Amanita morrisii 傘が少なくとも幼時非常に暗色 本種と異なりガイアナではなく北米などに分布する 本種と異なり傘表面に円錐形のつぼの名残の疣を有するのではなく淡色のパッチを有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子が楕円形に近い Amanita spissacea(ヘビキノコモドキ) 傘表面に殻皮状のつぼの名残のパッチを有する 本種と異なりガイアナではなく日本などに分布する 本種と異なり担子胞子が球形~類球形 Guyana, Pakaraima Mountains, Ireng River (新種) Amanita calochroa C.M. Simmons, T.W. Henkel & Bas 語源…美しい色の 【よく似た種との区別】 Amanita aurantiovelata 南米に分布する 形態的に類似している(当初この種と考えられた) 本種と異なりガイアナではなくチリなどに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体に少なくともいくらかの円錐形のつぼの名残の疣を伴う 本種より担子胞子のサイズがかなり大きい 本種と異なり菌糸にクランプが豊富である Amanita parcivolvata 本種と異なりガイアナではなく北米などに分布する 本種と異なり傘が黄橙色~赤色 本種と異なり傘表面に汚黄色~クリーム色の疣~パッチを有する 本種と異なり傘表面が無毛で粘性を有する 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形~ほぼ円筒形 Amanita rubrovolvata(ヒメベニテングタケ) 本種と異なりガイアナではなく日本など東アジアに広く分布する 本種と異なり傘表面のつぼの名残の層が割れて疣状~パッチ状になる 本種と異なりつばを有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子が(類)球形に近い Amanita armeniaca 本種と異なり傘が明橙色である 本種と異なり傘表面の中央部付近に鈍クリーム色膜質のつぼの名残のパッチを有する 本種と異なりつばを有する 本種より担子胞子のサイズが大きい Amanita subfrostiana 傘が橙色~赤色 傘表面に帯黄色~橙色で粉状~羊毛状のツボの名残を伴う 本種と異なりガイアナではなく中国およびチベットなどに分布する 本種と異なりつばを有する 本種と異なり菌糸にクランプを有する Amanita bingensis つばを欠く つぼが橙黄色 つぼが粉状 本種と異なりガイアナではなくコンゴなどに分布する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい Amanita chrysoleuca 子実体が小型 子実体が明色 つばを欠く つぼが顕著に脆い 本種と異なりガイアナではなくマルティニーク、バージン諸島、パナマ、米国などに分布する 本種より傘が黄色~橙黄色である 本種より担子胞子のサイズがやや大きい 本種より担子胞子がかなり楕円形~長楕円形に近い (ガイアナ新産種) Amanita lanivolva Bas (ガイアナ新産種) Amanita xerocybe Bas