2022年1月18日 (仮訳)形態形質および系統解析に基づきHeteroradulum属においてさらなる分類群が明らかになった Li, J-J., Zhao, C-L. & Liu, C-M. 2022. The Morphological Characteristics and Phylogenetic Analyses Revealed an Additional Taxon in Heteroradulum (Auriculariales). Diversity. Available at: https://www.mdpi.com/1424-2818/14/1/40 [Accessed January 18, 2022] 【R3-09159】2022/1/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において被子植物の材に発生した菌を検討し、Heteroradulum niveumとして新種記載した。 本種は子実体が一年生で背着生、子実層面が白色、担子胞子が無色ソーセージ形平滑薄壁、シスチジアが管状で生殖菌糸にクランプを有することなどで特徴づけられた。 全世界のHeteroradulum属菌の分布図を作成した。 中国雲南省文山市平壩鎮文山国家級自然保護区 (新種) Heteroradulum niveum J.J. Li & C.L. Zhao 語源…雪白色の(子実層面の色から) 【よく似た種との区別】 Heteroradulum yunnanensis 中国に分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層面が平滑ではなく歯牙状 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Heteroradulum adnatum 子実層面が白色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくメキシコなどに分布する 本種と異なり子実層面が平滑ではなく針状 本種より担子胞子の幅が広い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Heteroradulum deglubens 子実層面が平滑 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくロシア、ヨーロッパなどに分布する 本種と異なり子実層面が白色ではなく帯灰桃色で赤色を帯びる 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Heteroradulum kmetii 中国に分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりロシア、米国、カナダ、ヨーロッパにおける分布が知られている 本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生 本種と異なり子実体が背着生ではなく傘状 本種と異なり子実層面が帯桃色または帯赤色 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Heteroradulum lividofuscum 担子胞子がソーセージ形 本種と異なり中国ではなく米国、エクアドルなどに分布する 本種と異なり子実層面が平滑ではなく針状 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なりグレオシスチジアを有する 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型