2016年12月24日 (仮訳)韓国新産種、Thelotrema subtileおよびVerrucaria muralis Joshi, Y. et al., 2009. Thelotrema subtile and Verrucaria muralis New to Korea. Mycobiology. Available at: http://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.4489/MYCO.2009.37.4.302&code=0184MB&vmode=FULL [Accessed December 23, 2016]. 【R3-03595】2016/12/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国新産種として江原道からThelotrema subtileおよびVerrucaria muralisの2種を報告した。 前者はカエデ属植物の樹皮に生じ、地衣体が類白色で薄く、子嚢胞子が長楕円状紡錘形で横隔壁を有し、二次代謝産物を欠くことなどで特徴づけられた。 後者は岩上生で地衣体がオリーブ色、被子器が中型で部分的に埋生することなどで特徴づけられた。 (韓国新産種) Thelotrema subtile Tuck. キンチャクゴケ 【よく似た種との区別】 Thelotrema pseudosubtile オーストラリアに分布する 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種と異なりアフリカ、北米、南米、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋地域、インド、日本、ジャワ、フィリピン、韓国に分布するのではなくオーストラリアに分布が限られる 本種と異なり子嚢胞子が成熟すると褐色を帯びるのではなく無色のままである Thelotrema diplotrema 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より子嚢胞子側面の壁が厚い Thelotrema euphorbiae 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種と異なり子嚢胞子が薄壁 本種と異なり子嚢胞子がI陽性ではなくI陰性 本種と異なり地衣成分を有する(スチクチン酸またはヒポスチクチン酸) (韓国新産種) Verrucaria muralis Ach. ミヤギウシオイボゴケ 【よく似た種との区別】 Verrucaria glaucina 韓国に分布する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく狭楕円形 Verrucaria calkinsiana 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種より被子器のサイズが小さい 本種より果殻が暗色 本種より被子器外壁が深部にまで到達する Verrucaria nigrescens 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種より地衣体が厚い 本種と異なり地衣体に黒色の基底層を伴う