2015年11月17日 (仮訳)Butyriboletus属の3新組み合わせ Zhao, K. et al., 2015. Three new combinations of Butyriboletus (Boletaceae). Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.234.1.3 [Accessed November 17, 2015]. 【R3-02388】2015/11/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Boletus peckii、B. pulchriceps、およびB. roseopurpureusの形態学的検討および分子系統解析を行った。 ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で、これら3種はButyriboletus属菌とともに単系統群を形成した。 その結果を基に、これら3種をButyriboletus属に転属した。 (新組み合わせ) Butyriboletus peckii (Frost) Kuan Zhao, Zhu L. Yang & Halling 旧名:Boletus peckii Frost 【よく似た種との区別】 Butyriboletus pulchriceps 米国に分布する ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘がばら赤色~濃赤色ではなく帯桃黄色~桃色 本種と異なり苦味があるのではなく特別な味がない ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Butyriboletus pulchriceps (Both, Bessette & R. Chapm.) Kuan Zhao, Zhu L. Yang & Halling 旧名:Boletus pulchriceps Both, Bessette & R. Chapm 【よく似た種との区別】 Butyriboletus peckii 米国に分布する ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯桃黄色~桃色ではなくばら赤色~濃赤色 本種と異なり特別な味がないのではなく苦味がある ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Butyriboletus roseopurpureus 米国に分布する ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯桃黄色~桃色ではなく明るい赤色~帯紫赤色 本種と異なり肉が傷つくと弱く青変するのではなく迅速かつ明瞭に青変する ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Boletus speciosus(アカジコウ) 本種と異なり傘が帯桃黄色~桃色ではなく明るい赤色~帯紫赤色 本種と異なり肉が傷つくと弱く青変するのではなく迅速かつ明瞭に青変する (新組み合わせ) Butyriboletus roseopurpureus (Both, Bessette & Roody) Kuan Zhao, Zhu L. Yang & Halling 旧名:Boletus roseopurpureus Both, Bessette & Roody 【よく似た種との区別】 Butyriboletus pulchriceps 米国に分布する ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が明るい赤色~帯紫赤色ではなく帯桃黄色~桃色 本種と異なり肉が傷つくと迅速かつ明瞭に青変するのではなく弱く青変する ITS+nrLSU+EF1-α+rpb1、nrLSU+EF1-α+rpb1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Boletus speciosus(アカジコウ) ITS領域の塩基配列が同一 本種と傘の色が異なる 本種より担子胞子のサイズが大きい