2019年12月16日 (仮訳)中国北西部において分離された新種Ulocladium cantlous:形態および分子系統学的位置 Wang, Y. et al., 2010. Ulocladium cantlous sp. nov. isolated from northwestern China: its morphology and molecular phylogenetic position. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3852/09-093?journalCode=umyc20 [Accessed December 16, 2019] 【R3-06865】2019/12/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の新疆ウイグル自治区および甘粛省においてキュウリとメロンの罹病葉から分離された菌を検討し、Ulocladium cantlousとして新種記載した。 本種は分生子が倒卵状~広楕円形であることなどで特徴づけられた。 本種は系統的に近縁な類似種とは分生子柄、分生子などの形態が異なっていた。 中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区 (新種) Ulocladium cantlous Yong Wang bis & X.G. Zhang 語源…カンタロープの 【よく似た種との区別】 Ulocladium atrum Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子の形状が倒卵状または広楕円形ではなく類球形または倒卵状、広楕円形 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦3-4×横1-4または縦1-3×横1-2 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく平滑または顕著な装飾を有する Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium botrytis 分生子が倒卵状~広楕円形 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦2-3×横2-4 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく密な疣状 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium consortiale 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が倒卵状~広楕円形 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種より二次分生子柄が長い 本種と異なり二次分生子柄の分生子形成部位数が1-2ではなく5-8 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦3-4×横3-4 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく密な微突状~明瞭な疣状 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium cucurbitae Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子の形状が倒卵状または広楕円形ではなく長楕円形または円筒形、倒卵状または球形 本種より分生子が長い、幅が狭い 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦6-7×横1-2または縦2-3×横1-3 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく平滑~点状または点状~疣状~多様な瘤状 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium dauci 分生子のサイズの範囲が重なる Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子の形状が倒卵状または広楕円形ではなく広卵状または楕円形、倒卵状または球形 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦3-5×横0-3または縦1-2×横1-2 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく点状~瘤状~小疱状 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium multiforme 分生子のサイズの範囲が重なる Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子の形状が倒卵状または広楕円形ではなく狭卵状または楕円形、倒卵状または球形 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦3-4×横1-2または縦1-2×横1-2 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく密な瘤状~小疱状 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium obovoideum 分生子のサイズの範囲が重なる Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子の形状が倒卵状または広楕円形ではなく広卵状で基部が明瞭に尖る 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦1-4×横1-3 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく平滑 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ulocladium subcucurbitae Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子の形状が倒卵状または広楕円形ではなく倒棍棒形または長楕円形 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子の隔壁数が縦3-4×横0-2ではなく縦3-6×横0-2または縦4-7×横0-4 本種と異なり分生子表面が疣状~密な疣状ではなく平滑または平滑~小疱状 Alt a1+gpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される