2023年6月24日 (仮訳)Xenasmatella属に対する新目Xenasmatellalesおよび新科Xenasmatellaceae Liu, S-L., Wei, H-W. & Zhou, L-W. 2023. Xenasmatellales ord. nov. and Xenasmatellaceae fam. nov. for Xenasmatella (Agaricomycetes, Basidiomycota). Mycology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/21501203.2023.2216213 [Accessed June 24, 2023] 【R3-10725】2023/6/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 分子系統解析の結果に基づき、Xenasmatella属に対して新目Xenasmatellalesおよび新科Xenasmatellaceaeを提唱した。 また、中国四川省においてタケの根に発生し、子実層面が肉桂色であることなどで特徴づけられたX. hjortstamiiを新種記載した。 その他、中国雲南省のみから知られていたX. ailaoshanensis、X. gossypina、およびX. wuliangshanensisの新規分布域を報告した。 中国四川省宜賓市屏山県八仙山風景区 (新種) Xenasmatella hjortstamii S.L. Liu & L.W. Zhou 語源…スウェーデンの菌類学者、Kurt Hjortstam氏に献名 【よく似た種との区別】 Xenasmatella cinnamomea 子実層面が肉桂色 本種と異なりタケではなくモクレン属植物などに生じる 本種より担子胞子が僅かに短い 本種と異なり生殖菌糸がほとんどの場合無色 Xenasmatella vaga 子実層面が肉桂色 nrSSU+ITS+nrLSU+mtSSU に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタケではなく様々な針葉樹および広葉樹に生じる 本種と異なり子実体が”colliculose”~グランディニオイドである 本種と異なり菌糸束が頻繁に分枝する 本種より担子胞子のサイズが大きい nrSSU+ITS+nrLSU+mtSSU に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laxitextum spp. 形態的に類似している(混同される可能性がある) 本種と異なり担子胞子が非アミロイドであり 本種と異なりグレオシスチジアを欠くのではなく有する (北京市、湖北省、四川省、オーストラリア新産種) Xenasmatella ailaoshanensis (C.L. Zhao) C.L. Zhao & T.K. Zong (四川省新産種) Xenasmatella gossypina (C.L. Zhao) G. Gruhn & Trichies (北京市、貴州省、江西省、四川省新産種) Xenasmatella wuliangshanensis (C.L. Zhao) G. Gruhn & Trichies