2019年7月23日 (仮訳)東アジア産の新種、Xylodon subflaviporus Chen, C-C., Wu, S-H. & Chen, C-Y. 2018. Xylodon subflaviporus sp. nov. (Hymenochaetales, Basidiomycota) from East Asia. Mycoscience. Avaialble at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354017301602 [Accessed July 23, 2019] 【R3-06427】2019/7/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国および台湾の亜熱帯~熱帯域で採集された菌を検討し、Xylodon subflaviporusとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で子実層托が管孔状、担子胞子が楕円形で、シスチジアに4型があることなどで特徴づけられた。 また、6種のHyphodontia属菌をXylodon属に移すとともに、広義Hyphodontia属菌の検索表を掲載した。 中国海南省楽東リー族自治県尖峰嶺自然保護区 (新種) Xylodon subflaviporus C.C. Chen & Sheng H. Wu 語源…Xylodon flaviporus類似の(形態的に類似することから) 【よく似た種との区別】 Xylodon flaviporus 中国および台湾に分布する 孔口面がクリーム色~黄褐色またはベージュ色 孔口のサイズが類似している 孔口が角形~僅かに迷路状 シスチジアに4型を有する 瓶形シスチジアを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり熱帯~亜熱帯ではなく熱帯~亜寒帯まで広く分布する 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり子実層シスチジアの頂部に結晶を伴うものが稀またはそれを欠くのではなく通常豊富 本種と異なり実質の頭状シスチジアが一様に薄壁なのではなく薄壁~僅かに厚壁 本種と異なり子実体形成菌糸層の頭状シスチジアが一様に薄壁なのではなく薄壁~僅かに厚壁 本種と交配試験の結果から別種とされる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xylodon ovisporus 中国および台湾に分布する 子実体が背着生 担子胞子が小型 瓶形シスチジアを欠く 本種より孔口のサイズが小さい 本種より孔壁が顕著に厚い 本種ほど孔壁が裂けない 本種より担子胞子が短い (新組み合わせ) Xylodon bubalinus (Min Wang, Yuan Y. Chen & B.K. Cui) C.C. Chen & Sheng H. Wu 旧名:Hyphodontia bubalina Min Wang (新組み合わせ) Xylodon chinensis (C.C. Chen & Sheng H. Wu) C.C. Chen & Sheng H. Wu 旧名:Hyphodontia chinensis C.C. Chen & Sheng H. Wu (新組み合わせ) Xylodon mollissimus (L.W. Zhou) C.C. Chen & Sheng H. Wu 旧名:Hyphodontia mollissima L.W. Zhou (新組み合わせ) Xylodon nongravis (Lloyd) C.C. Chen & Sheng H. Wu 旧名:Polyporus nongravis Lloyd (新組み合わせ) Xylodon reticulatus (C.C. Chen & Sheng H. Wu) C.C. Chen & Sheng H. Wu 旧名:Hyphodontia reticulata C.C. Chen & Sheng H. Wu (新組み合わせ) Xylodon subtropicus (C.C. Chen & Sheng H. Wu) C.C. Chen & Sheng H. Wu 旧名:Hyphodontia subtropica C.C. Chen & Sheng H. Wu