(仮訳)北米産のヤマドリタケ属1新種
Ortiz-Santana, B., Lewis, DP. & Both, EE., 2009. A new Boletus from North America. Mycotaxon. Available at: http://www.nrs.fs.fed.us/pubs/jrnl/2009/nrs_2009_ortiz-santana_003.pdf [Accessed November 25, 2016].
【R3-03508】2016/11/25投稿

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3行まとめ

米国ウェストバージニア州~アーカンソー州~テキサス州にかけての地域で採集された菌を検討し、Boletus roodyiとして新種記載した。
本種はコナラ属樹木と外生菌根を形成し、傘が血赤色~帯桃紫色、子実層托が黄色、柄が赤変することなどで特徴づけられた。
管孔が直生すること、柄表面が粉状であることなどからも本種はSubpruinosi節に含まれると考えられた。
Teter Creek Lake, Barbour Co., West Virginia, USA

(新種)

Boletus roodyi B. Ortiz, D.P. Lewis & Both
語源…フィールド生物学者、菌学者、写真家のWilliam C. Roody氏(ホロタイプ標本の採集者)に献名
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【よく似た種との区別】
Boletus rubissimus
米国に分布する
子実体全体の色が類似している
本種と異なりミシガン州における分布が知られている
本種と異なり子実層托が青変する
本種と異なり柄表面が平滑ではなく頂部が網目模様
本種と異なり柄基部の菌糸体が白色ではなく黄色
本種と異なり肉が青変する
本種より担子胞子のサイズが小さい
Boletus bicolor(ニシキイグチ)
傘が赤色
管孔が短い
柄が赤色を帯びる黄色
本種と異なり傘の赤色が安定ではなく不安定で徐々に色褪せる
本種と異なり子実体に青変性を有する