2026年3月11日 (仮訳)材腐生と甲虫内共生の新たな繋がり:稀な腐生性子嚢菌の属、Tromeropsisは共生性酵母Symbiotaphrinaと同属であり、2つの無性世代形態がHyphozyma属に誤って配置された Baral, HO. et al. 2018. A new connection between wood saprobism and beetle endosymbiosis: the rarely reported saprobic discomycete Tromeropsis is congeneric with the symbiotic yeast Symbiotaphrina (Symbiotaphrinales, Xylonomycetes) and two asexual morphs misplaced in Hyphozyma. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-017-1340-y [Accessed March 11, 2026] 【R3-13700】2026/3/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 腐生性子嚢菌の稀産種、Tromeropsis microthecaの再記載を行い、甲虫内共生酵母Symbiotaphrina属との系統的近縁性を明らかにした。 Tromeropsis属をSymbiotaphrina属のシノニムとし、新目シンビオタフリナ目と新科シンビオタフリナ科を設立した。 乾燥地域の被子植物材上からSymbiotaphrina属2新種を記載したほか、3新組み合わせを提唱した。 USA, Arizona, Chambers (新種) Symbiotaphrina desertorum Baral, G. Marson, E. Weber & L. Quijada 語源…砂漠の 【よく似た種との区別】 Symbiotaphrina microtheca 材生息菌である nrSSUのS1506イントロンおよびITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり冷温帯~亜熱帯の亜湿潤~乾燥域ではなく冷温帯~中方北方帯湿潤域に分布する 本種と異なり被子植物材上ではなく主に針葉樹材上に発生する 本種と異なり子嚢盤の縁部が平滑~僅かに波状ではなく部分的に強く波状 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の両極に常に小さな油滴を有するのではなくほぼ油滴を欠く nrSSUのS1506イントロンおよびITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Symbiotaphrina larreae 米国に分布する 材生息菌である ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマカロネシア、オーストラリアにおける分布が知られていない 本種と異なりアカシア属、Krascheninnikovia属、Purshia属などではなくLarrea属樹木に生じる 本種より子嚢の幅がずっと広い 本種と異なり子嚢あたりの胞子数が約128ではなく約256 本種と異なり子嚢胞子の両極に常に小さな油滴を有するのではなくほぼ油滴を欠く 本種より子嚢胞子のLBの直径が小さい ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される USA, Arizona, Lukeville (新種) Symbiotaphrina larreae Baral, G. Marson & E. Weber 語源…Larrea属の 【よく似た種との区別】 Symbiotaphrina desertorum 米国に分布する 材生息菌である ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマカロネシア、オーストラリアにおける分布が知られている 本種と異なりLarrea属ではなくアカシア属、Krascheninnikovia属、Purshia属樹木などに生じる 本種より子嚢の幅がずっと狭い 本種と異なり子嚢あたりの胞子数が約256ではなく約128 本種と異なり子嚢胞子の両極にほぼ油滴を欠くのではなく常に小さな油滴を有する 本種より子嚢胞子のLBの直径が大きい ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Symbiotaphrina microtheca 材生息菌である ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり暖温帯~亜熱帯の半乾燥~乾燥域ではなく冷温帯~中方北方帯湿潤域に分布する 本種と異なりLarrea tridentata上ではなく主に針葉樹材上に発生する 本種と異なり子嚢盤の縁部が常に円形ではなく部分的に強く波状 本種より子嚢の幅がずっと狭い 本種と異なり子嚢あたりの胞子数が約256ではなく約128 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Symbiotaphrina microtheca (P. Karst.) Baral, E. Weber & G. Marson 旧名:Tromera microtheca P. Karst. 【よく似た種との区別】 Symbiotaphrina desertorum 材生息菌である nrSSUのS1506イントロンおよびITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり冷温帯~中方北方帯湿潤域ではなく冷温帯~亜熱帯の亜湿潤~乾燥域に分布する 本種と異なり主に針葉樹材上ではなく被子植物材上に発生する 本種と異なり子嚢盤の縁部が部分的に強く波状ではなく平滑~僅かに波状 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の両極にほぼ油滴を欠くのではなく常に小さな油滴を有する nrSSUのS1506イントロンおよびITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Symbiotaphrina larreae 材生息菌である ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり冷温帯~中方北方帯湿潤域ではなく暖温帯~亜熱帯の半乾燥~乾燥域に分布する 本種と異なり主に針葉樹材上ではなくLarrea tridentata上に発生する 本種と異なり子嚢盤の縁部が部分的に強く波状ではなく常に円形 本種より子嚢の幅がずっと広い 本種と異なり子嚢あたりの胞子数が約256ではなく約128 本種より子嚢胞子のサイズが大きい ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Symbiotaphrina lignicola 無性世代が形態的にほぼ識別不能なほど類似している ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり主に針葉樹で被子植物にも生じるのではなくヤマナラシ属樹木などに生じる ITS+nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Symbiotaphrina lignicola (L.J. Hutchison, Sigler & Y. Hirats.) E. Weber & Baral 旧名:Hyphozyma lignicola L.J. Hutchison, Sigler & Y. Hirats. 【よく似た種との区別】 Symbiotaphrina microtheca 無性世代が形態的にほぼ識別不能なほど類似している 本種と異なりヤマナラシ属樹木などではなく主に針葉樹で被子植物にも生じる (新組み合わせ) Symbiotaphrina sanguinea (C. Ramírez) Baral & E. Weber 旧名:Sporotrichum sanguineum C. Ramírez