2018年5月19日 (仮訳)中国においてスイレンの葉の病害を引き起こしたCalonectria属1新種 Xu, J-J. et al., 2012. A new species of Calonectria causing leaf disease of water lily in China. Mycotaxon. Available at: https://www.cabdirect.org/cabdirect/abstract/20133137679 [Accessed May 19, 2018]. 【R3-05136】2018/5/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国貴州省においてスイレンに葉の斑点病を引き起こした菌を検討し、Calonectria nymphaeaeとして新種記載した。 本種は子嚢果が黄色、分生子柄の頂嚢が棍棒形であることなど、C. colhounii複合種と共通の形質を有していた。 本種の病原性は接種試験により確かめられた。 中国貴州省貴陽市花渓区花渓公園 (新種) Calonectria nymphaeae Yong Wang bis, S.Y. Qin, P. Tan & K.D. Hyde 語源…スイレン属の 【よく似た種との区別】 Calonectria pseudocolhounii 子嚢果が黄色 子嚢胞子の隔壁数が類似している 分生子柄の頂嚢が棍棒形 BT+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスイレン属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種より大分生子のサイズが僅かに小さい BT+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calonectria fujianensis 子嚢果が黄色 子嚢胞子の隔壁数が類似している 分生子柄の頂嚢が棍棒形 BT+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスイレン属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種より大分生子のサイズが僅かに小さい BT+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cylindrocladium hawksworthii 同じスイレン属植物を宿主とする 宿主の葉に病原性を有する 本種と異なり中国ではなくモーリシャスなどに分布する 本種と異なり分生子の隔壁数が3-4ではなく1