(仮訳)ブラジル、サンパウロ都市圏産の立方体状の担子胞子を有するイッポンシメジ科新種
Karstedt, F. & Capelari, M., 2015. A new species of Entolomataceae with cuboidal basidiospores from the São Paulo Metropolitan Region, Brazil. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_6_1_8.pdf [Accessed February 26, 2015].
【R3-01592】2015/02/26投稿

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3行まとめ

ブラジル、サンパウロ州のパラナピアカバ自然保護区で採集された菌を検討し、Entoloma largentianumとして新種記載した。
本種は子実体がヒダサカズキタケ型で、担子胞子が立方体状、縁シスチジアが紡錘形であることなどで特徴づけられた。
本種は傘の形状、襞の付き方、縁シスチジアの形状などにより、立方体状の胞子を有する他のどのブラジル産の種とも区別された。
Brazil, São Paulo State, Santo André, Reserva Biológica de Paranapiacaba

(新種)

Entoloma largentianum Karstedt & Capelari
語源…イッポンシメジ科の研究者、David Lee Largent氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leptonia omphalinoides
子実体がヒダサカズキタケ型
傘の中央部が臍状に窪む
襞が垂生する
担子胞子が立方体状
シスチジアが紡錘状
本種と異なりブラジルではなくオーストラリアに分布する
本種と異なり土壌ではなく材に発生する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘の直径が小さい
本種と異なり傘表面が無毛ではなく外側ほど直立する微細な小鱗片状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Entoloma infundibuliforme
子実体がヒダサカズキタケ型
傘の中央部が臍状に窪む
襞が垂生する
担子胞子が立方体状
シスチジアが紡錘状
本種と異なりブラジルではなくスリランカに分布する
本種と異なり傘表面が無毛ではなく中央部が小繊維状~小鱗片状の鱗片に密に覆われる
本種より担子胞子のサイズが小さい