(仮訳)形態および分子の形質に基づく中国産のFomitiporia属1新種
Dai, Y-C., Cui, B-K. & Decock, C. 2008. A new species of Fomitiporia (Hymenochaetaceae, Basidiomycota) from China based on morphological and molecular characters. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0953756207003024 [Accessed February 23, 2020] 【R3-07073】2020/2/23投稿

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3行まとめ

中国陝西省においてザクロのみに発生した材生息菌の一種を検討し、Fomitiporia punicataとして新種記載した。
本種は子実体が傘状で孔口面が淡い帯黄褐色~肉桂褐色、シスチジオールが錐状~紡錘状で剛毛を欠くことなどで特徴づけられた。
Fomitiporia tibeticaPseudoinonotus属に移し、中国産Fomitiporia属およびPseudoinonotus属菌の検索表を掲載した。
中国陝西省西安市驪山公園

(新種)

Fomitiporia punicata Y.C. Dai, B.K. Cui & Decock
語源…ザクロ属の
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【よく似た種との区別】
Fomitiporia robusta(カシサルノコシカケ)
中国に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり汎世界的な分布が知られている
本種と異なり骨格菌糸が通常崩壊するのではなく崩壊しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Pseudoinonotus tibeticus (Y.C. Dai & M. Zang) Y.C. Dai, B.K. Cui & Decock
旧名:Fomitiporia tibetica Y.C. Dai & M. Zang
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【よく似た種との区別】
Pseudoinonotus dryadeus(マクラタケ)
本種と異なりほとんどの場合マツ科ではなくほとんどの場合ブナ科植物に生じる
本種と異なり剛毛がほとんどの場合便腹形なのではなくほとんどの場合三角形である