2015年11月9日 （仮訳）マツのリターから分離されたInfundichalara属新種 Koukol, O., 2012. A new species of Infundichalara from pine litter. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00041 [Accessed November 9, 2015]. 【R3-02364】2015/11/09投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ チェコ、オーストリア、およびロシアにおいて数種のマツのリターから分離された菌を検討し、Infundichalara minutaとして新種記載した。 本種は2型の分生子柄を有し、片方は直立する箒状で無色単細胞の分生子を鎖生、もう片方は漏斗状のカラレットから楔形の分生子を生じた。 本種の形態はXenopolyscytalum属により一致していたが、分子系統解析の結果からInfundichalara属に含まれた。 Czech Republic, Bohemian Switzerland National Park, Doubice, Tokáň （新種） Infundichalara minuta Koukol 語源…微小な（Chalara属類似の分生子柄のサイズから） 【よく似た種との区別】 Infundichalara microchona フィアライドに漏斗形のカラレットを有する 分生子のサイズが類似している 分生子が無色または僅かに着色する 分生子の頂部が丸く基部が截断状 ITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種よりフィアライドのサイズが大きい 本種よりフィアライドのカラレットが短い 本種と異なり分生子が楔形ではなく棍棒形 ITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xenopolyscytalum pinea マツのリターに発生する 箒状の分生子柄が基質上に白色の房状をなす Chalara属類似のフィアライドを有する ITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種よりChalara属類似のフィアライドのサイズが大きい 本種より分生子が短い 本種と異なりフィアロ分生子が楔形ではなく円筒形 本種よりコロニーの生長が速い ITS+nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される