2023年2月9日 (仮訳)タイ南部においてレッドフレッシュドラゴンフルーツに潰瘍病を引き起こした新種Neoscytalidium hylocereum Wonglom, P. et al., 2023. A New Species of Neoscytalidium hylocereum sp. nov. Causing Canker on Red-Fleshed Dragon Fruit (Hylocereus polyrhizus) in Southern Thailand. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/9/2/197 [Accessed February 9, 2023] 【R3-10320】2023/2/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、パッタルン県の果樹園においてドラゴンフルーツの約35%に発生した病害を検討した。 橙色の潰瘍に分生子殻の塊を生じた菌をNeoscytalidium hylocereumとして新種記載した。 接種試験により本種の宿主に対する病原性を確かめた。 Thailand, Phatthalung province (新種) Neoscytalidium hylocereum S. Kheawleng, S. Intaraa-nun & M. Rodkaew 語源…ヒモサボテン属の 【よく似た種との区別】 Neoscytalidium dimidiatum タイに分布する 同じドラゴンフルーツを宿主とする 宿主に潰瘍病を引き起こす ITS+tef1-α+tubに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国、メキシコ、トルコ、中国、台湾、マレーシアなどに分布する 本種と異なりサクラ属、ブドウ属、イチジク属、ヤナギ属植物などが宿主として知られている 本種と異なり分生子殻が培養下でほとんど形成されないという特徴を欠く 本種より分生子殻分生子の平均幅が広い 本種と異なり分生子殻分生子が楕円形、長楕円形または円筒形ではなく卵状~楕円形 本種より分生子殻分生子の長さ/幅比が小さい 本種より分節分生子のサイズが大きい 本種より分節分生子の長さ/幅比が大きい ITS+tef1-α+tubに基づく分子系統解析で明瞭に区別される