(仮訳)アフリカ、サントメ島産のスッポンタケ属1新種
Desjardin, DE. & Perry, BA. 2009. A new species of Phallus from São Tomé, Africa. Mycologia. Available at: https://www.jstor.org/stable/20619210?seq=1#page_scan_tab_contents [Accessed March 26, 2019] 【R3-06070】2019/3/26投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

サントメ島で採集されたスッポンタケ類の一種を検討し、Phallus drewesiiとして新種記載した。
本種は材に発生し、傘が白色網目状、偽柄が白色で表面が孔状~網目状、つぼが褐色~帯灰褐色で、菌網を欠くことなどで特徴づけられた。
本種は傘表面が網目状、偽柄表面が孔状~網目状という特徴を併せ持つ初の本属菌となった。
Africa, São Tomé, Parque Nacional Obo

(新種)

Phallus drewesii Desjardin & B.A. Perry
語源…サントメ・プリンシペの生物多様性を研究してきたRobert C. Drewes博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phallus minusculus
アフリカに分布する
傘表面が網目状
本種と異なりサントメ・プリンシペではなくタンザニアなどに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘のサイズが小さい
本種より偽柄のサイズが小さい
本種と異なり偽柄表面が孔状~網目状ではなくスポンジ状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Phallus pygmaeus
本種と異なりサントメ・プリンシペではなくブラジルなどに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり傘表面が網目状ではなく平滑
本種より偽柄のサイズが小さい
本種と異なり偽柄表面が孔状~網目状ではなく網目状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Phallus tenuis(ヒメスッポンタケ)
傘表面が網目状
本種と異なりサントメ・プリンシペではなくスリランカ、ジャワ島、中国などに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘の丈が大きい
本種と異なり傘が白色ではなく黄色
本種より偽柄が長い
本種と異なり偽柄が白色ではなく黄色
本種と異なり偽柄表面が孔状~網目状ではなくスポンジ状
Phallus xylogenus
本種と異なりサントメ・プリンシペではなくガイアナなどに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘の幅が狭い
本種と異なり傘表面が網目状ではなく平滑
本種と異なり傘頂部に孔を欠く
本種より偽柄のサイズが小さい
本種と異なり偽柄表面が孔状~網目状ではなく縦方向にやや溝を生じる