(仮訳)パキスタン産Lecidella属地衣の系統分類学的研究
Zulfiqar, R. et al. 2020. A taxonomic and phylogenetic study of some Lecidella species from Pakistan. Webbia. Available at: https://oaj.fupress.net/index.php/webbia/article/view/9581 [Accessed November 3, 2025] 【R3-13315】2025/11/3投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

パキスタンで採集されたLecidella属地衣について形態学的検討および分子系統解析を実施し、4種を同定した。
そのうちQuercus incanaの樹皮に発生したL. tumidulaをパキスタン新産種として報告した。
L. carpathicaはアザド・カシミール、L. stigmateaはアザド・カシミールおよびギルギット・バルティスタン州からの新産種であり、L. patavinaはパキスタンから既に知られていたが産地不明であった。

(パキスタン新産種)

Lecidella tumidula (A. Massalongo) Knoph & Leuckert
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lecidella carpathica
パキスタンに分布する
痂状地衣である
皮層がK陰性
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり樹皮生ではなく岩上生
本種と異なり地衣体が小粒状ではなく小区画状
本種より子実上層の丈が低い
本種と異なり子実下層が暗い帯赤褐色ではなく帯褐灰色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(アザド・カシミール新産種)

Lecidella carpathica Körber
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lecidella tumidula
パキスタンに分布する
痂状地衣である
皮層がK陰性
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり岩上生ではなく樹皮生
本種と異なり地衣体が小区画状ではなく小粒状
本種より子実上層の丈が高い
本種と異なり子実下層が帯褐灰色ではなく暗い帯赤褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Lecidella patavina (A. Massalongo) Knoph & Leuckert
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lecidella stigmatea
パキスタンに分布する
皮層がK陽性
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が不明瞭であるという特徴を欠く
本種と異なり果殻が帯青緑色ではなく帯緑黒色
本種と異なり子実層に油滴が散在するのではなく散在しない
本種と異なり側糸がほとんどの場合分枝するのではなく稀にしか分枝しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(アザド・カシミール、ギルギット・バルティスタン州新産種)

Lecidella stigmatea (Acharius) Hertel & Leuckert
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lecidella patavina
パキスタンに分布する
皮層がK陽性
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が不明瞭である
本種と異なり果殻が帯緑黒色ではなく帯青緑色
本種と異なり子実層に油滴が散在しないのではなく散在する
本種と異なり側糸が稀にしか分枝しないのではなくほとんどの場合分枝する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される