2025年6月21日 (仮訳)ハワイ諸島産ハラタケ目菌類 (1) マラスミオイド菌:新種、新規分布記録、および知見に乏しい分類群 Desjardin, DE. et al. 1992. Agaricales of the Hawaiian Islands. I. Marasmioid fungi: new species, new distributional records, and poorly known taxa. Canadian Journal of Botany. Available at: https://www.academia.edu/download/48289499/Agaricales_of_the_Hawaiian_Islands._I._M20160824-6190-gee4ee.pdf [Accessed June 21, 2025] 【R3-12908】2025/6/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ハワイ諸島で採集されたマラスミオイド菌類9分類群を検討した。 Marasmiellus pacificus、Marasmius radiatusの2新種と1新変種を記載した。 また、ハワイ諸島新産種として3種を報告し(うちGloiocephala epiphyllaは日本新産種でもある)、既知種2種についてハワイ産標本に基づく再記載を行った。 Hawaii, Kauai, Lawai, National Tropical Botanical Garden (新種) Marasmiellus pacificus Desjardin 語源…太平洋の 【よく似た種との区別】 Marasmiellus coilobasis 本種と異なりハワイではなくブラジル、ボリビア、小アンティル諸島などに分布する 本種と異なり双子葉植物の木本の遺体上に発生する 本種と異なり傘中央部が淡い赤褐色 本種と異なり柄基部が灰褐色〜淡褐色 本種より子実層托が顕著な網目状をなす 本種と異なり柄が基質から容易に外れて杯状の部分を残す 本種より担子胞子の最大長が長い Marasmiellus albofuscus 米国に分布する 本種と異なりハワイではなくフロリダ、キューバ、小アンティル諸島などに分布する 本種と異なり傘中央部が淡黄褐色 本種より子実層托が顕著な網目状をなす 本種と異なり柄基部に菌糸体を伴わない 本種より担子胞子のサイズが小さい Marasmiellus candidus(シロホウライタケ) 形態的にほぼ同一で識別が困難である 本種と異なりハワイではなくヨーロッパと北米などに分布する 本種と異なりハナミョウガ属植物ではなく針葉樹、双子葉植物、稀にシダ上に発生する 本種と異なり傘全体が白色で老成時に肉色を帯びる 本種より担子胞子の平均長が短い 本種より担子胞子の平均幅が広い 本種と異なり柄基部の菌糸体の菌糸が疣状、短長方形、または小粒状の結晶ではなく無色または黄金色の針状結晶で覆われる Hawaii, Panaewa Agriculture Farm (新変種) Marasmius pseudobambusinus var. hawaiiensis Desjardin 語源…ハワイ産の 【よく似た種との区別】 Marasmius pseudobambusinus 形態形質の大部分が一致する 本変種と異なり単子葉植物以外の基質上に発生する 本変種と異なり傘表面に早期から条線や溝線をあらわすという特徴を欠く 本変種と異なり柄基部に菌糸体を伴わないかほぼ伴わないという特徴を欠く 本変種より側シスチジアの幅が狭い Marasmius ferrugineus 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本変種と異なり材に発生する 本変種と異なり襞の間隔が密 本変種と異なり襞縁部に色素を欠く 本変種と異なり柄基部に菌糸体を伴う 本変種と異なり側シスチジアが広い円形で頂部が狭窄しない Hawaii, Hilo, Waiakea Villas (新種) Marasmius radiatus Desjardin 語源…根状の 【よく似た種との区別】 Marasmius siccus(ハリガネオチバタケ) 米国に分布する 本種と異なりハワイではなく北欧、北米東部、日本などに分布する 本種より傘のサイズが僅かに大きい 本種と異なり傘がより明色で濃く着色する 本種と異なり傘表面が乾燥時放射状条線をあらわさない 本種より襞の幅が狭い 本種より柄が頑丈である 本種より側シスチジアの幅が狭い 本種と異なり側シスチジアがしばしば黄色または金色に着色する 本種と異なり襞縁部に屈折性非小剛毛状の縁シスチジアを欠く Marasmius ferrugineus 本種と異なりハワイのみに分布するのではなく汎熱帯的で、北米、カリブ海地域、ボリビア、アフリカ赤道地域などに分布する 本種と異なり材に発生する 本種より傘のサイズが小さい 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘が明るいさび色~黄色 本種と異なり傘表面が乾燥時放射状条線をあらわさない 本種より襞の数が少ない 本種より襞の幅が狭い 本種と異なり襞縁部に屈折性非小剛毛状の縁シスチジアを欠く (ハワイ諸島新産種) Gloiocephala epiphylla Massee (ハワイ諸島新産種) Marasmiellus mesosporus Singer (ハワイ諸島新産種) Marasmius androsaceus (Linnaeus) Fries (その他掲載種) Marasmius sphaerodermus Spegazzini (その他掲載種) Tetrapyrgos nigripes (Fries) E. Horak アシグロホウライタケ