2022年5月17日 (仮訳)トルコ新産のAgaricus、Steccherinum、およびTyphula属 Işik, H. 2020. Agaricus, Steccherinum, and Typhula species new for Turkey. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2020/00000135/00000001/art00013 [Accessed May 17, 2022] 【R3-09514】2022/5/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ トルコのトカット県とヨズガト県で大型菌類の多様性調査を行い、Agaricus dulcidulus、Steccherinum oreophilum、およびTyphula erythropusの3種を同定した。 これらの種はいずれもトルコ新産種として報告された。 各種の記載文、生態写真、顕微鏡写真、類似種との相違点などを掲載した。 (トルコ新産種) Agaricus dulcidulus Schulzer コムラサキモリノカサ 【よく似た種との区別】 Agaricus porphyrizon 形態的に類似している 本種と異なりほとんどの場合落葉樹林に生息する 本種より傘のサイズが大きい 本種より柄が長い Agaricus semotus 形態的に類似している 本種と異なり落葉樹林または草地に生息する 本種と異なり傘が白色~淡褐色 本種と異なり傘表面の特に中央部に淡紫色~帯赤紫色の繊維状鱗片を伴う 本種と異なりつばが二重である 本種と異なり胞子紋が紫褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい (トルコ新産種) Steccherinum oreophilum Lindsey & Gilbertson 【よく似た種との区別】 Steccherinum ochraceum(ニクハリタケ) 形態的に類似している 本種と異なり傘表面が艶消し状 本種と異なり針が円筒形 本種より担子胞子のサイズが小さい Steccherinum bourdotii 形態的に類似している 本種と異なり傘表面が綿毛状 本種と異なり針が円筒形 本種と異なり担子胞子が類球形 Irpex lacteus(ウスバタケ) 形態的に類似している 本種と異なり傘表面が綿毛状 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子が円筒形 本種ほどシスチジアに結晶を伴わない 本種と異なり菌糸にクランプを欠く (トルコ新産種) Typhula erythropus (Persoon) Fries コアカエガマノホタケ 【よく似た種との区別】 Typhula phacorrhiza(アカエガマノホタケ) 生態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より子実体が長い 本種と異なり子実体が蜂蜜色 本種と異なり明瞭な”club”を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい