(仮訳)馬糞から見出されたロブロマイセス目の新属新種のツボカビ、Alogomyces tanneri
Simmons, DR. et al., 2012. Alogomyces tanneri gen. et sp. nov., a chytrid in Lobulomycetales from horse manure. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/104/1/157.short [Accessed January 24, 2015].
【R3-01495】2015/01/25投稿

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3行まとめ

米国メイン州において馬糞から見出されたツボカビを検討し、新属新種Alogomyces tanneriとして記載した。
本種は遊走子にランポソームを有する初のロブロマイセス目菌類として報告された。
本種の記載により、本目菌類の生息環境、菌体の形態、超微細構造の範囲が広がり、それに伴い目概念および綱概念の修正を行った。
USA, Maine, Penobscot County, Garland

(新種)

Alogomyces tanneri D.R. Simmons & P.M. Letcher
語源…(属名)馬の菌/(種小名)Tanner(基質を提供した馬の名前)に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Maunachytrium keaense
発生初期の菌体の形態が類似している
nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり馬糞が基質として知られていない
本種より仮根基部の膨大部のサイズが小さい
本種と異なり遊走子にランポソームを有さない
本種と異なりキネトソームと鞭毛を生じない中心小体が連結するという特徴を欠く
nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される