(仮訳)ホテイアオイに葉枯病を引き起こす新種、Alternaria jacinthicola
Dagno, K. et al., 2011. Alternaria jacinthicola, a new fungal species causing blight leaf disease on water hyacinth [Eichhornia crassipes (Martius) Solms-Laubach]. Journal of Yeast and Fungal Research. Available at: http://orbi.ulg.ac.be/handle/2268/97988 [Accessed April 27, 2015].
【R3-01773】2015/04/27投稿

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3行まとめ

アフリカ全土で広がり問題となっているホテイアオイの病原菌調査において、潜在的に生物農薬としての有用性がある菌株として特定されたMlb684株を検討した。
形態学的検討および分子系統解析の結果を基に、本種をAlternaria jacinthicolaとして新種記載した。
本種は既にホテイアオイの病原菌として知られている2種を含め、同属他種とは顕著に異なっていた。
Mali

(新種)

Alternaria jacinthicola Dagno & MH. Jijakli
語源…(ウォーター)ヒヤシンスに生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Alternaria alternata
同じホテイアオイを宿主とする
宿主に葉枯病を起こす
アクチン遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりマリのみではなくインドに分布する
アクチン遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Alternaria eichhorniae
同じホテイアオイを宿主とする
宿主に葉枯病を起こす
ITS領域の塩基配列が類似している
本種と異なりマリのみではなくエジプトに分布する
ITS領域の塩基配列が異なる(類似度97%)