(仮訳)Amanita coactaおよびブラジル産テングタケ属菌の検索表
Menolli Jr., N., Asai, T. & Capelari, M., 2009. Amanita coacta (Amanitaceae, Agaricales) with a key to Amanita species occurring in Brazil. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000107/00000001/art00050 [Accessed August 30, 2016].
【R3-03249】2016/08/31投稿

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3行まとめ

ブラジル南東部の大西洋岸森林から、従来アマゾン地域から単一の標本が報告されていたのみのAmanita coactaを初めて報告した。
襞実質の形質や形態的変異などを初めて記録したほか、原記載と子実下層や傘表面の外被膜の細胞の長さが異なる点などを記録した。
また、ブラジル産テングタケ属菌の検索表を掲載した。

(ブラジル南東部新産種)

Amanita coacta Bas
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita craseoderma
ブラジル、アマゾナス州に分布する
傘縁部に条線をあらわす
柄の基部が塊茎状でない
つばを欠く
本種と異なり傘表面の被膜の名残が灰色ではなく暗褐色
本種と異なり傘表面の被膜の名残が平らではなく疣状
本種と異なりつぼが柄の基部において暗灰褐色の帯をなす
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく球形~類球形
本種より傘表皮の菌糸の最大幅が広い
Amanita crebresulcata
ブラジル、アマゾナス州に分布する
傘縁部に条線をあらわす
柄の基部が塊茎状でない
つばを欠く
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子が類球形~広楕円形
担子胞子が非アミロイド
本種と異なり傘表面に外被膜の名残を伴うことがない
本種と異なりつぼが狭い嚢状
本種と異なりつぼがフェルト状の類膜質ではなく膜質