(仮訳)Amanita thiersiiは米国においてその分布を拡大する腐生菌である
Wolfe, BE., Kuo, M. & Pringle, A. 2012. Amanita thiersii is a saprotrophic fungus expanding its range in the United States. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3852/11-056 [Accessed May 23, 2020] 【R3-07343】2020/5/23投稿

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3行まとめ

米国産のAmanita thiersiiの栄養摂取様式を炭素の安定同位体、トランスクリプトームシーケンス、炭素源ごとの生長パターンなどを基に検討し、本種が腐生菌であることを示した。
トランスクリプトーム解析によりセルラーゼ遺伝子のオルソログを同定し、遺伝的にセルロースの分解可能性があることを明らかにした。
また、本種の接種により草本の生長が促進されること、本種の遺伝的多様性が低いこと、1950年代から現在までに分布域が拡大していることなどを示した。

(その他掲載種)

Amanita thiersii Bas
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chlorophyllum molybdites(オオシロカラカサタケ)
米国に分布する
生息環境が同一
全体的な形態が類似している
本種と異なり柄表面が平滑
本種と異なり胞子紋がオリーブ緑色