(仮訳)パラグアイ産の新熱帯の新種、Amylosporus guaraniticus
Campi, M. et al., 2017. Amylosporus guaraniticus sp. nov. (Wrightoporiaceae, Russulales) a new neotropical species from Paraguay. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdf/Mycosphere_8_6_6.pdf [Accessed September 2, 2017].
【R3-04357】2017/09/03投稿

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3行まとめ

パラグアイにおいてコンクリートの壁などから発生した菌を検討し、Amylosporus guaraniticusとして新種記載した。
本種は子実体が一年生で傘状肉質、管孔を有し、担子胞子がアミロイドで、2菌糸型で生殖菌糸にクランプを有し、骨格菌糸が非アミロイドであることなどで特徴づけられた。
Amylosporus属菌の検索表を掲載した。
Paraguay, Central Department, San Lorenzo city, Universidad Nacional de Asunción, Facultad de Ciencias Químicas FCQ

(新種)

Amylosporus guaraniticus Campi & Robledo
語源…グアラニー(族)の(先住民族の名称から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amylosporus campbellii
孔口のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズが類似している
生殖菌糸にクランプを欠くか、あるいは2-複数のクランプを生じる
骨格菌糸が非アミロイド
粘質原菌糸を有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じAmylosporus campbelliiクレードに含まれる)
本種と異なりパラグアイではなくジャマイカ、米国、プエルトリコなどに分布する
本種と異なり草地の地上に生じる
本種と異なり子実体が重生するのではなく単生または集まりをなす
本種と異なり子実体が無柄ではなくやや無柄~有柄
本種と異なり孔口が角形ではなく円形~角形
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Amylosporus succulentus
孔口のサイズの範囲が重なる
孔口が角形
担子胞子のサイズが類似している
生殖菌糸にクランプを欠くか、あるいは2-複数のクランプを生じる
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じAmylosporus campbelliiクレードに含まれる)
本種と異なり芝生に発生する
本種と異なりパラグアイではなく中国などに分布する
本種と異なり子実体が無柄ではなく有柄
本種と異なり骨格菌糸が非アミロイドではなくデキストリノイド
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される