2017年6月18日 (仮訳)イギリスおよびヨーロッパ本土の両方で見出された土壌関連酵母、Apiotrichum terrigenum James, SA. et al., 2016. Apiotrichum terrigenum sp. nov., a soil-associated yeast found in both the UK and mainland Europe. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.001467 [Accessed June 18, 2017]. 【R3-04128】2017/06/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イギリス、ノルウェー、およびハンガリーにおいて土壌や下水から分離された酵母を検討し、Apiotrichum terrigenumとして新種記載した。 本種の5菌株は分離源にかかわらずITS領域の塩基配列が同一であったが、スクロース、ガラクトース、水溶性デンプンなどの資化能には差異が見られた。 本種は分子系統解析でA. scarabaeorumに最も近縁であり、生理的にも類似していたが、ITS領域の塩基配列で明瞭に区別された。 North Wyke Research Institute at Okehampton, Devon, UK. (新種) Apiotrichum terrigenum James, Bond, Stanley, Péter & Roberts 語源…土壌生の 【よく似た種との区別】 Apiotrichum scarabaeorum 同所的に分布する(イギリス) バイオガスリアクターから分離される 生理的にほぼ区別できないほど類似している D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりノルウェー、ハンガリーではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なり土壌および下水ではなくスカラベの腸内、ウシのルーメンなどから分離される 本種と異なりD-キシロースを資化可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種とITS領域の塩基配列が異なる(5/615塩基[0.8%]の差異)