(仮訳)土壌から直接子実体を形成する日本産の新種、Auriscalpium flabellatum
Hayashi, C. et al. 2026. Auriscalpium flabellatum sp. nov. (Auriscalpiaceae), a species from Japan producing basidiomata directly from soil. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/advpub/0/advpub_MYC691/_pdf/-char/en [Accessed Feb 11, 2026] 【R3-13617】2026/2/11投稿

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3行まとめ

日本の暖温帯で採集された菌を検討し、Auriscalpium flabellatumとして新種記載した。
本種は子実体が土壌から直接生じ、傘が扇形で縁部が細かく浅裂し、担子胞子が類球形~広楕円形でアミロイド、菌糸構成が2菌糸型であることなどで特徴づけられた。
分子系統解析では本種はAuriscalpiumGloiodonクレード内に位置づけられた。
千葉県千葉市泉自然公園

(新種)

Auriscalpium flabellatum C. Hayashi, Hiroki Sato, K. Hosaka & Neda
ヒメニョイハリタケ
語源…扇形の(子実体の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Auriscalpium vulgare
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地上ではなく針葉樹の球果上に生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auriscalpium orientale(マツカサタケ)
日本に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地上ではなく針葉樹の球果上に生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auriscalpium microsporum
東アジアに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本ではなく中国などに分布する
本種と異なり地上ではなく針葉樹の球果上に生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auriscalpium andinum
本種と異なり日本ではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なり地上ではなく腐朽材上に生じる
Auriscalpium dessectum
本種と異なり日本ではなくコンゴなどに分布する
本種と異なり地上ではなく腐朽材上に生じる
Auriscalpium villipes
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本ではなくコスタリカ、メキシコなどに分布する
本種と異なり地上ではなく腐朽材上に生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auriscalpium barbatum
地上生である
本種と異なり日本ではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なり針が非常に長い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auriscalpium umbella
地上生である
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本ではなくニュージーランドなどに分布する
本種と異なり傘が扇形ではなく円形
本種と異なり柄が側生ではなく中心生
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auriscalpium fimbriatoincisum
東アジアに分布する
地上生である
形態的に類似している
本種と異なり日本ではなく中国などに分布する
本種と異なり傘が半円形ではなく深い漏斗形
本種と異なり傘表面が微細かつ密な綿毛状ではなく平滑または無毛
Auriscalpium gilbertsonii
地上生である
本種と異なり日本ではなくコスタリカなどに分布する
本種と異なり砂質土壌に生じる
本種と異なり傘が扇形ではなく円形