(仮訳)新種Auriscalpium greyorum:オーストラリア南部産の絶滅危惧のマツカサタケ属菌
Clauss, B. et al. 2026. Auriscalpium greyorum sp. nov. (Fungi: Russulales: Auriscalpiaceae): an endangered earpick fungus from southern Australia. Australian Journal of Taxonomy. Available at: https://www.taxonomyaustralia.org.au/ajt/papers/4wcytyq4xg [Accessed February 3, 2026] 【R3-13591】2026/2/3投稿

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3行まとめ

オーストラリア、ビクトリア州のユーカリ林で採集された菌を検討し、Auriscalpium greyorumとして新種記載した。
本種は樹皮に埋まった非常に短い柄を有し、担子胞子がアミロイドで装飾を有し、シスチジアと粘管菌糸を有していた。
ITS領域に基づく分子系統解析で、本種は既知の7種のAuriscalpium属菌と明確と異なる系統を形成した。
Australia, Victoria, Blackwood, Jack Cann Reserve

(新種)

Auriscalpium greyorum B.Clauss, L.J.Vaughan & T.W.May
語源…Edmund ‘Ed’ Grey氏とPatricia ‘Pat’ Grey氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Auriscalpium andinum
柄が短い
担子胞子のサイズが類似している
本種と異なりオーストラリアではなくエクアドルなどに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gloiodon nigrescens
形態的に類似している
本種と異なりオーストラリアではなくインドネシアなどに分布する
本種と異なり子実体に深く切れ込んだ指状の縁を持つ
本種と異なり子実体上面が密な綿毛状
本種より針が顕著に短い
本種と異なり柄を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
Pseudohydnum gelatinosum(ニカワハリタケ)
ユーカリ林に生息する
肉眼的形態が類似している
子実体が小型
子実層托が針状
本種と異なり子実体がゼラチン質である
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘が暗褐色でない
本種より針が短い
本種と異なり担子胞子がアミロイドでない
Pseudohydnum tasmanicum
オーストラリアに分布する
本種より針が短い
Beenakia dacostae
樹上に生息することがある
子実体が小型
子実層托が針状
本種と異なりユーカリ属立木ではなくDicksonia属樹木の幹と材の下の地上などに生息する
本種と異なり傘が暗褐色でない
本種と異なり針が垂生する
本種より柄が明瞭である
本種と異なり担子胞子がアミロイドでない