2026年3月7日 (仮訳)メキシコ産イグチ類の知見の拡大:1新属、7新種、および3新組み合わせの追加 Ayala-Vásquez, O. et al. 2023. Broadening the Knowledge of Mexican Boletes: Addition of a New Genus, Seven New Species, and Three New Combinations. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/9/12/1126 [Accessed March 7, 2026] 【R3-13689】2026/3/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコの温帯林および亜熱帯林から採集されたイグチ類について形態学的検討および分子系統解析を実施し、1新属、7新種、3新組み合わせを記載した。 Leccinum属およびLeccinellum属が多系統群であることを改めて確認した。 また、メキシコ新産種としてTylopilus leucomycelinusを報告したほか、Pulchroboletus neoregiusの中央メキシコへの分布域拡大を報告した。 Mexico, Oaxaca state, Mixistlán de la Reforma Municipality, Santa María Mixistlán Town, Mootsa’am Place (新種) Boletellus minimatenebris Ayala-Vásquez and Garibay-Orijel 語源…小さな暗色の(子実体のサイズと色から) 【よく似た種との区別】 Boletellus chrysenteroides(アヤメイグチ) 形態形質の一部が共通している ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘表面が乾燥時、成熟時に小区画状 本種と異なり肉が類白色 本種と異なり担子胞子が短い 本種と異なり担子胞子表面の縦方向の条線が深くて短い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico, Oaxaca State, Mixistlán de la Reforma municipality, Santa María Mixistlán Town, Yootsa’am Place (新種) Cacaoporus mexicanus Ayala-Vásquez, García-Jiménez, del Valle 語源…メキシコの 【よく似た種との区別】 Cacaoporus pallidicarneus 同じコナラ属樹木と関係を持つ RPB2+ATP6に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりフタバガキ属、サラノキ属、マテバシイ属、シイ属と関係を持つ 本種と異なり子実層托が淡褐色ではなく暗褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より側シスチジアが長い RPB2+ATP6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cacaoporus tenebrosus RPB2+ATP6に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器が長い 本種と異なりシスチジア表面にKOHまたはNH4OH中で帯褐黄色~帯黄褐色の小結晶を伴う RPB2+ATP6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico, Oaxaca state, Mixistlán de la Reforma Municipality, Santa María Mixistlán Town, Kuyukeexp Place (新種) Garcileccinum salmonicolor Ayala-Vásquez, Pérez-Moreno, Pinzón 語源…(属名)メキシコの菌類学者、Jesús García-Jiménez博士に献名/(種小名)鮭肉色の(子実体の色から) 【よく似た種との区別】 Garcileccinum viscosum メキシコに分布する 同じコナラ属樹木と関係を持つ nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベリーズにおける分布が知られている 本種と異なりマツ属の樹下から知られている 本種と異なり傘が帯灰橙色、杏黄色、肉桂褐色~芥子褐色であり、頂部が白色で帯桃色に変色する 本種と異なり傘表面に常に粘性がある 本種と異なり傘表面がやや小皺状~小皺状でのちに網目状の孔状になる 本種と異なり柄基部の肉が帯青緑色 本種より担子胞子のサイズが大きい nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Garcileccinum violaceotinctum メキシコに分布する 同じコナラ属樹木と関係を持つ nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベリーズにおける分布が知られている 本種と異なりマツ属の樹下から知られている 本種と異なり子実体が真珠灰色~肉桂褐色ではなく淡灰色で帯ワイン色~暗紫色 本種と異なり子実体が切断時にターコイズ色を帯びる 本種より担子胞子のサイズが大きい nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico, Oaxaca State, Santiago Zacatepec District, Mixistlán de la Reforma Municipality, Santa María Mixistlán Town (新種) Leccinum oaxacanum Ayala-Vásquez, Martínez-Reyes, and González-Martínez 語源…オアハカの 【よく似た種との区別】 Leccinum manzanitae 北米に分布する 同じイチゴノキ属樹木と関係を持つ 形態的に類似している nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりArbutus xalapensisではなくA. menziesiiおよびクマコケモモ属樹木と関係を持つ 本種と異なりメキシコではなく米国などに分布する 本種と異なり子実体が大型 本種と異なり傘が暗赤色 本種と異なり傘表面に粘性があり網目状で時に綿毛状 本種と異なり肉が白色から特に幼時暗褐色に変化し赤みを帯びることがない 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が類楕円形、紡錘状、類円筒形~左右不等 本種と異なり傘表皮が毛状被であり、末端細胞が細長くしばしば先細りし黄土色の内容物を含む nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leccinum monticola 同じツツジ科樹木と関係を持つ nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなくベリーズなどに分布する 本種と異なりArbutus xalapensisではなくComarostaphylis arbutoidesと関係を持つ 本種と異なり傘縁部が不稔の弁状 本種と異なり柄が白色 本種と異なり柄表面が褐色~黒色の粗面である 本種と異なり肉が白色から暗褐色および青緑色に変化する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なりメキシコではなくコスタリカに分布する nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico, Oaxaca State, Ixtlán de Juárez District, Santa Catarina Ixtepeji Municipality, La Cumbre Ixtepeji Town, km 2.3 towards the cabins (新種) Leccinum juarenzense Ayala-Vásquez and Pinzón 語源…(シエラ・)フアレス産の 【よく似た種との区別】 Leccinum talamancae コナラ属の森林に生息する 本種と異なりメキシコではなくコスタリカなどに分布する 本種と異なり傘が帯褐灰色、ココア褐色~暗い帯赤褐色 本種と異なり傘表面が幼時ビロード状、孔状、皺状で成熟時小区画状 本種と異なり肉が白色から緩やかに桃色~帯赤橙色に変化する 本種と異なり柄基部が暗青色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が類紡錘状~楕円形 本種と異なり傘表皮がやや等径~球状の細胞からなる上皮層で無色~褐色の色素を含む Leccinellum quercophilum 北米に分布する 同じコナラ属樹木と関係を持つ 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体の色が類似している nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなく米国などに分布する 本種と異なり子実体に触れると帯青緑色に変色する 本種と異なり傘表面が幼時乾性~無毛で成熟時顕著な小区画状 本種と異なり子実層托が帯白クリーム色、帯灰褐色、および褐色で触れると緑色に変色する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が紡錘形 本種と異なり傘表皮の末端細胞が類球形~棍棒形または不規則形 nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico, Oaxaca State, Mixistlán de la Reforma Municipality, Santa María Mixistlán Town, Kuuyu’ukeexp Place (新種) Tylopilus pseudoleucomycelinus Ayala-Vásquez, Pinzón and Montoya 語源…偽のTylopilus leucomycelinus 【よく似た種との区別】 Tylopilus leucomycelinus メキシコに分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種よりシスチジアのサイズが小さい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico, Oaxaca State, Santiago Zacatepec Mixe District, Mixistlàn de la Reforma Municipality, Santa María Mixistlán Town, Kuuyu’ukeexp Place (新種) Xerocomus hygrophanus Ayala-Vásquez, Pinzón and García 語源…吸水性の(傘表面の性状から) 【よく似た種との区別】 Xerocomus illudens 子実体が淡黄色である ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と子実体のサイズが異なる 本種と異なり子実層托は淡黄色~帯オリーブ黄色で切断時に変色しないという特徴を欠く 本種と異なり柄表面が全長の2/3~全長にわたる粗い網目状 本種と異なり肉が白色~淡黄色で切断時に淡緑色に変色するという特徴を欠く 本種と担子胞子のサイズの範囲が異なる 本種と異なり担子胞子が楕円形~類紡錘形でない 本種と異なり担子胞子の装飾がSEMで辛うじて見える程度という特徴を欠く ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Garcileccinum viscosum (Halling and B. Ortiz) Ayala-Vásquez, Pérez-Moreno 旧名:Leccinum viscosum Halling and B. Ortiz 【よく似た種との区別】 Garcileccinum salmonicolor メキシコに分布する 同じコナラ属樹木と関係を持つ nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベリーズにおける分布が知られていない 本種と異なりマツ属の樹下から知られていない 本種と異なり傘が帯灰橙色、杏黄色、肉桂褐色~芥子褐色であり、頂部が白色で帯桃色に変色するという特徴を欠く 本種と異なり傘表面に常に粘性があるという特徴を欠く 本種と異なり傘表面がやや小皺状~小皺状でのちに網目状の孔状になるという特徴を欠く 本種と異なり柄基部の肉が帯青緑色でない 本種より担子胞子のサイズが小さい nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Garcileccinum violaceotinctum (B. Ortiz and T.J. Baroni) Ayala-Vásquez, Pérez-Moreno 旧名:Leccinum violaceotinctum B. Ortiz and T.J. Baroni 【よく似た種との区別】 Garcileccinum salmonicolor メキシコに分布する 同じコナラ属樹木と関係を持つ nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベリーズにおける分布が知られていない 本種と異なりマツ属の樹下から知られていない 本種と異なり子実体が淡灰色で帯ワイン色~暗紫色ではなく真珠灰色~肉桂褐色 本種と異なり子実体が切断時にターコイズ色を帯びるという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい nrLSU+RPB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Pulchroboletus neoregius (Halling and G.M. Muell.) Ayala-Vásquez, Pérez-Moreno and Martínez-Reyes 旧名:Boletus neoregius Halling and G.M. Muell. (メキシコ新産種) Tylopilus leucomycelinus (Singer & M.H. Ivory) R. Flores & Simonini 【よく似た種との区別】 Tylopilus pseudoleucomycelinus メキシコに分布する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種よりシスチジアのサイズが大きい ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される