2015年7月17日 （仮訳）オーストリア産の岩に生息する新種Capnobotryella isiloglui Sert, HB., Wuczkowski, M. & Sterflinger, K. 2012. Capnobotryella isiloglui, a new rock-inhabiting fungus from Austria. Turkish Journal Of Botany. … Available at: http://journals.tubitak.gov.tr/botany/issues/bot-12-36-4/bot-36-4-12-1102-3.pdf [Accessed July 17, 2015]. 【R3-02017】2015/07/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ オーストリア、ウィーンにおいて岩から分離された菌を検討し、Capnobotryella isilogluiとして新種記載した。 本種は天然基質上で褐色～黒色の数珠状の菌糸を形成し、培養下で桑実形のコロニーを形成した。 本種を既知のアナモルフ菌の属に分類することは困難であったが、形態学的検討および分子系統解析の結果に基づき、Capnobotryella属に含められた。 Austria, Vienna, St. Margarethen, Roman quarry, north face （新種） Capnobotryella isiloglui Sert & Sterflinger 語源…トルコ産大型菌類の研究者、Mustafa Işıloğlu教授に献名 ※本種は2015年7月17日現在、Mycobank/Species fungorumに登録されていない。 【よく似た種との区別】 Capnobotryella renispora nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストリアではなく日本に分布する 本種と異なり岩ではなくシラビソの枝に生息する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が腎臓形～洋梨形ではなく腎臓形 本種よりMEAおよびCz培地での生長が遅い nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（nrSSUの類似度97%、50塩基の差異） Capnobotryella antalyensis 形態的に類似している 岩から分離される 分生子が腎臓形～洋梨形 nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストリアではなくトルコに分布する 本種より分生子のサイズが大きい nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（類似度99%、10塩基の差異）