2025年7月26日 (仮訳)ニュージーランド産Chlorencoelia属菌 Patejuk, K. et al. 2025. Chlorencoelia (Leotiomycetes, Helotiales, Cenangiaceae) in New Zealand. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/152958/ [Accessed July 26, 2025] 【R3-13012】2025/7/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランド産のChlorencoelia属菌について形態学的検討および分子系統解析を実施した。 従来C. tortaやC. versiformisと同定されていた標本が実際には3つの異なる種であることを明らかにし、C. australisおよびC. northlandicaを新種記載した。 また、タスマニアからCiboria olivaceaとして知られていた新組み合わせC. olivaceaを報告した。 New Zealand, Stewart Island, Pryse’s Peak Track (新種) Chlorencoelia australis P.R.Johnst. & Patejuk 語源…南の(南半球に分布することと、ニュージーランドの中でも特に南方に分布することから) 【よく似た種との区別】 Chlorencoelia torta(コケイロサラタケモドキ) 暗緑色の”lipid body”を含むことがある ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の”lipid body”の数が2である ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chlorencoelia northlandica ニュージーランドに分布する “tomentum hyphae”の細胞壁が外被層菌糸より淡色 “tomentum hyphae”の細胞が典型的には短棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種ほど”tomentum hyphae”層が分化しない 本種より”tomentum hyphae”の細胞が淡色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chlorencoelia olivacea ニュージーランドおよびオーストラリアに分布する “tomentum hyphae”の細胞壁が外被層菌糸より淡色 “tomentum hyphae”の細胞が典型的には短棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり側糸が先細りにならないのではなく類紡錘状になる傾向がある 本種ほど”tomentum hyphae”層が分化しない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される New Zealand, Northland, Whangarei, Pukenui Forest (新種) Chlorencoelia northlandica P.R.Johnst. & Patejuk 語源…ノースランドの 【よく似た種との区別】 Chlorencoelia australis ニュージーランドに分布する “tomentum hyphae”の細胞壁が外被層菌糸より淡色 “tomentum hyphae”の細胞が典型的には短棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より”tomentum hyphae”層が分化する 本種より”tomentum hyphae”の細胞が濃色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chlorencoelia olivacea ニュージーランドに分布する “tomentum hyphae”の細胞壁が外被層菌糸より淡色 “tomentum hyphae”の細胞が典型的には短棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアにおける分布が知られている 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり子嚢胞子の頂端にかけて僅かに幅広いのではなく直線状または僅かに屈曲状で両端が対称形 本種と異なり側糸が先細りにならないのではなく類紡錘状になる傾向がある 本種より側糸の”vacuolar bodies”が濃色 本種より”tomentum hyphae”の細胞が濃色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Chlorencoelia olivacea (Rodway) P.R.Johnst. & Patejuk 旧名:Ciboria olivacea Rodway 【よく似た種との区別】 Chlorencoelia australis ニュージーランドおよびオーストラリアに分布する “tomentum hyphae”の細胞壁が外被層菌糸より淡色 “tomentum hyphae”の細胞が典型的には短棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり側糸が類紡錘状になる傾向があるのではなく先細りにならない 本種より”tomentum hyphae”層が分化する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chlorencoelia northlandica ニュージーランドに分布する “tomentum hyphae”の細胞壁が外被層菌糸より淡色 “tomentum hyphae”の細胞が典型的には短棍棒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアにおける分布が知られていない 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり子嚢胞子が僅かに屈曲状で両端が対称形のではなく頂端にかけて僅かに幅広い 本種と異なり側糸が類紡錘状になる傾向があるのではなく先細りにならない 本種より側糸の”vacuolar bodies”が淡色 本種より”tomentum hyphae”の細胞が淡色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される