(仮訳)新種Cladobotryum rhodochroum:形態、系統、および比較ゲノム解析により明らかになった菌生菌の新種
Christinaki, AC. et al. 2026. Cladobotryum rhodochroum sp. nov. (Hypocreales, Ascomycota): A New Fungicolous Species Revealed by Morphology, Phylogeny, and Comparative Genomics. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/12/2/117 [Accessed February 18, 2026] 【R3-13637】2026/2/18投稿

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3行まとめ

ギリシャ、テッサリア地方においてカラハツタケ属菌の子実体に発生した菌を検討し、Cladobotryum rhodochroumとして新種記載した。
本種は菌糸体がフェルト状~僅かに綿毛状で成熟時赤色を帯び、基質に赤色色素が拡散することなどで特徴づけられ、従来「未同定赤色色素産生株」として扱われていた。
本種はC. tenueおよびC. rubrobrunnescensと近縁ながら形態的・分子的に明瞭に区別された。
Greece, Karditsa, Afchenas Agiou Nikolaou, Mt. Zigourolivado

(新種)

Cladobotryum rhodochroum Christinaki, Kouvelis, and Gonou-Zagou
語源…ばら色の(菌糸体の成熟時の色と培地中に拡散する色素の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cladobotryum tenue
ヨーロッパに分布する
他の菌の子実体に生じる
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりギリシャではなくドイツなどに分布する
本種とコロニーの色が異なる
本種とコロニーの質感が異なる
本種より単純な分生子柄を持つ
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cladobotryum rubrobrunnescens
ヨーロッパに分布する
他の菌の子実体に生じる
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりギリシャではなくドイツなどに分布する
本種と異なりカラハツタケ属ではなくアセタケ属菌などに生じる
本種とコロニーの色が異なる
本種とコロニーの質感が異なる
本種より単純な分生子柄を持つ
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cladobotryum mycophilum
ギリシャに分布する
他の菌の子実体に生じる
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカラハツタケ属ではなくアセタケ属、クリタケ属、クヌギタケ属、ハラタケ属菌などに生じる
本種とコロニーの色が異なる
本種とコロニーの質感が異なる
本種と異なり有性世代が知られている
本種と異なり分生子が先細りの分生子形成細胞から逆行的に形成される
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の細胞数が2-4
本種と異なり二次分生子を形成する
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cladobotryum dendroides
ギリシャに分布する
他の菌の子実体に生じる
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカラハツタケ属ではなくエノキタケ属、タマチョレイタケ属、キシメジ属、ヒメムキタケ属、ノボリリュウ属菌などに生じる
本種と異なり分生子形成様式がシンポジオ型
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の細胞数が3-4
本種と菌糸体の色が異なる
本種と菌糸体の質感が異なる
ITS+rpb2+tef-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される