(仮訳)仏領ギアナのヤシに生じた新種、Clonostachys spinulosispora
Lechat, C. & Fournier, J. 2018. Clonostachys spinulosispora (Hypocreales, Bionectriaceae), a new species on palm from French Guiana. Ascomycete.org. Available at: https://ascomycete.org/Journal/Article/art-0238 [Accessed May 31, 2023] 【R3-10652】2023/5/31投稿

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3行まとめ

仏領ギアナの熱帯雨林においてAstrocaryum属のヤシの枯れ葉に発生した菌を検討し、Clonostachys spinulosisporaとして新種記載した。
本種は子嚢胞子に顕著な小刺状の装飾を有する点で特徴づけられた。
本属はヤシに発生する3番目の種となったが、子嚢胞子のサイズと装飾が異なっていた。
French Guiana, Régina, Nouragues Natural Reserve, Inselberg Camp

(新種)

Clonostachys spinulosispora Lechat & J. Fourn.
語源…小刺状の胞子の(子嚢胞子の装飾から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Clonostachys pseudochroleuca
ヤシに生息する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が小刺状ではなく疣状
Clonostachys verrucispora
ヤシに生息する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が小刺状ではなく疣状
Clonostachys phyllophila
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られていない
本種と異なり分生子が鎖生して柱状をなす
本種と異なり分生子の”hilum”が中位ではなく側方に扁圧される
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される