2025年12月16日 (仮訳)多遺伝子系統解析と形態学的根拠の一致に基づきインド産のイグチ類の5新種と2新産種が明らかになった Das, K. et al. 2024. Concordance of multigene genealogy along with morphological evidence unveils five novel species and two new records of boletoid mushrooms (fungi) from India. Scientific Reports. Available at: https://www.nature.com/articles/s41598-024-59781-2 [Accessed December 16, 2025] 【R3-13445】2025/12/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドのウッタラーカンド州およびメーガーラヤ州の温帯~亜高山帯混交林においてイグチ類の調査を実施し、SEM観察を含む形態学的検討および分子系統解析を実施した。 Leccinellum bothiiなど5新種を記載した。 また、従来中国のみから知られていたLeccinellum sinoaurantiacumとXerocomus rugosellusの2種をインド新産種として報告した。 India, Uttarakhand, Rudraprayag district, Baniyakund (新種) Leccinellum bothii K. Das, A. Ghosh, Sudeshna Datta, U. Singh & A. Vizzini 語源…E.E. Both氏に献名 【よく似た種との区別】 Leccinellum alborufescens 森林に生息する 肉眼的形態が類似している nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり温帯ではなく熱帯に分布する 本種と異なり傘肉が基部で淡橙色に変色するのみなのではなく赤変する 本種と異なり柄が全体的に赤変する 本種と異なり柄肉が基部付近のみ帯灰橙色、その他は帯灰黒色に変色するのではなく赤変する 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leccinellum fujianense 森林に生息する 肉眼的形態が類似している nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり温帯ではなく亜熱帯に分布する 本種と異なり傘肉が基部で淡橙色に変色するのみなのではなく赤変する 本種と異なり柄が全体的に赤変する 本種と異なり柄肉が基部付近のみ帯灰橙色、その他は帯灰黒色に変色するのではなく赤変する 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leccinellum binderi 同所的に分布する(インド) nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯黄褐色〜帯灰黄色 本種と異なり傘が半球形〜凸形〜扁平 本種と異なり傘表面がややビロード状〜亀裂状 本種と異なり柄の肉が基部付近で帯灰橙色に変化しない 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leccinellum pseudoscabrum(スミゾメヤマイグチ) 形態的に類似している nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりクマシデ属またはハシバミ属の樹下に発生する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり柄表面全体が縦方向に配列した帯褐黒色の点状鱗片で覆われる 本種と異なり柄表皮が平行菌糸被である nrLSU+rpb2+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Uttarakhand, Bageshwar district, on Dhakuri to Loharkhet trek close to Dhakuri-top (新種) Phylloporus himalayanus K. Das, Sudeshna Datta & A. Ghosh 語源…ヒマラヤの 【よく似た種との区別】 Phylloporus yunnanensis ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄基部がやや塊茎状でない 本種と異なり柄基部表面が剛毛状でない 本種と異なり柄表皮の末端細胞が微突形、瓶形~付属糸状でない ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporus subrubeolus ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄基部がやや塊茎状でない 本種と異なり柄基部表面が剛毛状でない 本種と異なり柄表皮の末端細胞が微突形、瓶形~付属糸状でない ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporus smithii インドに分布する 襞が強く垂生する 襞が脈連絡〜吻合する 担子胞子が桿形 ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面に微細な亀裂を有する 本種と異なり襞の間隔がやや疎ではなくやや密 本種と異なり柄がやや塊茎状のではなく先端から基部にかけて徐々に細まる 本種と異なり柄基部表面が剛毛状でない 本種と異なり柄表皮の末端細胞が分散型でない 本種と異なり柄シスチジアを有する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Uttarakhand, Rudraprayag district, Baniyakund (新種) Phylloporus smithii K. Das, Sudeshna Datta, U. Singh & A. Ghosh 語源…Alexander H. Smith氏に献名 【よく似た種との区別】 Phylloporus himalayanus インドに分布する 襞が強く垂生する 襞が脈連絡〜吻合する 担子胞子が桿形 ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面に微細な亀裂を欠く 本種と異なり襞の間隔がやや密ではなくやや疎 本種と異なり柄が先端から基部にかけて徐々に細まるのではなくやや塊茎状 本種と異なり柄基部表面が剛毛状 本種と異なり柄表皮の末端細胞が分散型 本種と異なり柄シスチジアを欠く ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phylloporus imbricatus ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり襞がやや密ではなくやや疎 本種より柄のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが紡錘形 本種と異なり柄表皮に稔性を有する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Uttarakhanad, Chamoli district, Lohajung (新種) Porphyrellus uttarakhandae K. Das, Sudeshna Datta & A. Ghosh 語源…ウッタラーカンドの 【よく似た種との区別】 Porphyrellus orientifumosipes 肉眼的形態がかなり類似している ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より管孔が長い 本種と異なり柄頂部表面に環状の青みがかった帯を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より子実層シスチジアが長い ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Porphyrellus pseudocyaneotinctus 肉眼的形態がかなり類似している ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種より側シスチジアのサイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが瓶形 本種と傘表皮の末端細胞の形状が異なる 本種と異なり柄表皮が不稔 ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Uttarakhanad, Bageshwar district, on way between Dhakuri to Khati (新種) Retiboletus pseudoater K. Das, A. Ghosh, Sudeshna Datta & A. Vizzini 語源…偽のRetiboletus ater 【よく似た種との区別】 Retiboletus ater アジアに分布する 肉眼的形態が類似している ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘が橙色でない 本種と異なり傘表面が黒い点状でない 本種より担子胞子のサイズが比較的小さい 本種と異なり縁シスチジア様細胞に2–3隔壁を持つという特徴を欠く 本種と異なり柄シスチジアが紡錘形、瓶形、頂部に付属糸を有するか微突形、便腹形~倒棍棒形という特徴を欠く 本種と傘表皮の末端細胞の形状が異なる ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Retiboletus fuscus(オオミノクロアワタケ) アジアに分布する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が橙色を帯びない 本種と異なり柄表面全体に網目模様を有する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Retiboletus nigrogriseus アジアに分布する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が橙色を帯びない 本種と異なり柄表面全体に網目模様を有する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Retiboletus pseudogriseus アジアに分布する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が橙色を帯びない 本種と異なり柄表面全体に網目模様を有する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Retiboletus kauffmanii アジアに分布する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が灰褐色〜褐色 本種と異なり孔口面が黄色 本種と異なり柄表面の網目が黄色 ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Retiboletus sinogriseus アジアに分布する ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なり柄の頂部が淡黄色で基部に向かって帯黒黄色 本種より傘表皮が薄い ITS+nrLSU+tef 1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (インド新産種) Leccinellum sinoaurantiacum (M. Zang & R.H. Petersen) Yan C. Li & Zhu L. Yang (インド新産種) Xerocomus rugosellus (W.F. Chiu) F.L. Tai 【よく似た種との区別】 Xerocomus doodhcha 形態的に類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が典型的な「ミルクティー」色 本種と異なり孔口が角形 本種より柄が短い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xerocomus longistipitatus 形態的に類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体ががっしりとしている 本種と異なり傘が褐色 本種と異なり孔口面が傷つくと徐々に帯緑灰色〜鈍緑色に変色する 本種と異なり孔口が角形〜不整形 本種より柄が長い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xerocomus reticulostipitatus 形態的に類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄表面に非常に顕著で典型的な帯褐赤色〜帯赤褐色の網目模様をあらわす 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xerocomus uttarakhandae ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯灰橙色〜帯灰褐色 本種と異なり傘表面が典型的に亀裂状〜小区画状で帯赤色の肉が露出する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される