(仮訳)中国山東省においてシナグリに生じた新種Coniella castanea
Wang, S. et al., 2022. Coniella castanea sp. nov. on Castanea mollissima from Shandong Province, China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.559.1.3 [Accessed July 12, 2023] 【R3-10779】2023/7/12投稿

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3行まとめ

中国山東省においてシナグリの罹病葉から分離された菌を検討し、Coniella castaneaとして新種記載した。
本種は分子系統解析で独自の系統を形成し、姉妹種のC. quercicolaとは形態的に異なっていた。
中国におけるシナグリからの本属菌の報告は2番目となった。
中国山東省泰安市

(新種)

Coniella castanea T.C. Mu, S. Wang, J.W. Xia & X.G. Zhang
語源…クリ属の
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【よく似た種との区別】
Coniella quercicola
同じブナ科植物を宿主とする
ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくオランダなどに分布する
本種と異なりクリ属ではなくコナラ属植物などを宿主とする
本種と異なり分生子果が暗い帯黄灰色ではなく帯オリーブ色~黒色
本種より分生子形成細胞が長い
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種より分生子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+RPB2+TEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される