(仮訳)新熱帯産盤菌類の研究:ドミニカ共和国産のGeodina属1新種 (Geodina salmonicolor)
Angelini, C., Medardi, G. & Alvarado, P. 2018. Contribution to the study of neotropical discomycetes: a new species of the genus Geodina (Geodina salmonicolor sp. nov.) from the Dominican Republic. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdf/MYCOSPHERE_9_2_1.pdf [Accessed April 5, 2018].
【R3-05006】2018/4/5投稿

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3行まとめ

ドミニカ共和国で採集された菌を検討し、Geodina salmonicolorとして新種記載した。
本種は子実層面が鮭肉色で外面に環紋を生じ、柄が先細りになり、子嚢胞子が楕円形またはレモン形、毛に隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種はnrLSUに基づく分子系統解析でWynnea属に近縁であった。
Dominican Republic, Santo Domingo

(新種)

Geodina salmonicolor Angelini & Medardi
語源…鮭肉色の(子実層面の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Geodina guanacastensis
本種と異なり子実層面が桃鮭肉色~淡桃橙色ではなく淡黄橙色~淡橙色
本種と異なり子嚢盤外面がいくぶん淡いチョコレート褐色、煙草色で環紋を有するのではなく淡黄橙色~淡橙色
本種より子嚢の弁が大きい
本種ほど子嚢の弁が規則形でない
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子に未熟時のみ油滴が認められるという特徴を欠く
本種より子嚢盤の毛の最大長が長い
本種と異なり子嚢盤の毛に隔壁を欠く
本種と異なり托外被層が円形菌糸組織または円形-多角菌糸組織ではなく多角菌糸組織または矩形菌糸組織からなる