(仮訳)カリフォルニア州北部産の新種Cortinarius mikedavisii
Bojantchev, D., 2011. Cortinarius mikedavisii sp. nov. from northern California. Mycotaxon. Available at: http://www.mushroomhobby.com/temp/265bojantchev11-66.pdf [Accessed September 16, 2014].
【R3-01105】2014/09/17投稿

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3行まとめ

米国カリフォルニア州で採集されたフウセンタケ属菌を検討し、Cortinarius mikedavisiiとして新種記載した。
本種はLaeticolores節に属し、明色の”bulbopodium”を有する菌で、子実体のサイズと明るい色からフィールドでの同定は容易であった。
ITS領域に基づく分子系統解析で、本種は/cupreorufusクレードに含まれた。
USA, California, Mendocino County, Caspar, Caspar Cemetery

(新種)

Cortinarius mikedavisii Bojantchev
語源…Mike Davis教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cortinarius prasinus
担子胞子が大型
担子胞子が扁桃形
担子胞子の装飾が非常に粗い
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じ/cupreorufusクレードに含まれる)
本種と異なり米国西部ではなくヨーロッパに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius rufoolivaceus
担子胞子が大型
担子胞子が扁桃形
担子胞子の装飾が非常に粗い
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じ/cupreorufusクレードに含まれる)
本種と異なり米国西部ではなくヨーロッパに分布する
本種と異なりトウヒではなくブナと関係を持つ
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius cupreorufus
担子胞子が大型
担子胞子が扁桃形
担子胞子の装飾が非常に粗い
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じ/cupreorufusクレードに含まれる)
本種と異なり米国西部ではなくヨーロッパに分布する
本種と異なり全ての生長段階で傘がより淡オリーブ色を帯びる
本種と異なり襞が青色~オリーブ色でのちに紫色を帯びる帯黄粘土色ではなく藁黄色
本種ほどアルカリによる肉の呈色反応が強くない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される