(仮訳)Lecanora symmictaを宿主とする地衣生の新種、Diplolaeviopsis symmictae
Diederich, P. & Coppins, B., 2014. Diplolaeviopsis symmictae (Helotiales, Ascomycota), a new lichenicolous fungus on Lecanora symmicta. Bulletin de la Société des naturalistes luxembourgeois. Available at: http://www.lichenology.info/pdf/Diederich Coppins 2014 Diplolaeviopsis symmictae.pdf [Accessed November 28, 2015].
【R3-02421】2015/11/28投稿

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3行まとめ

米国およびスコットランドにおいてLecanora symmictaに発生した地衣生菌の一種を検討し、Diplolaeviopsis symmictaeとして新種記載した。
本種は有性世代と無性世代の両方が見出され、無数の子嚢果に少数の粉子器が混生し、前者のみが類白色の毛に覆われていた。
米国産とスコットランド産の標本は果托の毛の長さや典型的な粉子器の有無などが異なっていたが、宿主が同一である点などから同種と考えられた。
USA, Arizona, Apache Co., Mount Baldy Wilderness, along west fork of the Little Colorado River above Sheep’s crossing

(新種)

Diplolaeviopsis symmictae Diederich & Coppins
語源…Lecanora symmicta
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Diplolaeviopsis ranula
本種と異なり米国およびスコットランドではなくヨーロッパおよびアメリカに広く分布する
本種と異なりLecanora symmictaではなく別の地衣を宿主とする
本種と異なり果托がオリーブ色ではなく褐色
本種と異なり果托がK陰性ではなくK+紫色
本種より果托の毛が僅かに短い
本種と異なり粉子器がオリーブ色ではなく褐色
本種と異なり粉子器がK陰性ではなくK+紫色