(仮訳)インド、ネオラ・バレー国立公園における稀な有柄ホコリタケ類、Calostoma junghuhniiの発見:インド、西ベンガル州における新記録
Majumdar, S. et al., 2022. Discovery of a rare stiped puffball Calostoma junghuhnii in Neora Valley National Park, India: A new record for West Bengal, India. Asian Journal of Forestry. Available at: https://www.smujo.id/ajf/article/view/11085 [Accessed June 15, 2022] 【R3-09602】2022/6/15投稿

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3行まとめ

インド、ネオラ・バレー国立公園における調査で発見されたCalostoma junghuhniiを報告した。
本種はインドにおいてはシッキム州から知られていたが、今回西ベンガル州における新産種となった。
本種は外皮に顕著な疣を有し、孔口が明橙色で歯が尖り、担子胞子が球形瘤状~疣状であることなどで特徴づけられた。

(西ベンガル州新産種)

Calostoma junghuhnii (Schltdl. & Müll. Berol.) Massee
ナンカイクチベニタケ
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【よく似た種との区別】
Calostoma viride
インドに分布する
本種と異なり子実体が鈍緑色
Calostoma lutescens
インドに分布する
外皮が黄褐色
担子胞子が球形
本種と異なり外皮がほとんどの場合無傷であるという特徴を欠く
本種と異なり内皮が肉桂褐色ではなく帯黄色
本種と異なり内皮に襟状の基部を有する
本種より担子胞子のサイズがやや小さい
本種と異なり担子胞子表面が粗い瘤状ではなく疣状
本種と異なり担子胞子表面がSEM下で孔状
Calostoma berkeleyi
インドに分布する
担子胞子が球形
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面が粗い瘤状ではなく微細な小疣状
Calostoma insigne
インドに分布する
子実体がクリーム色
担子胞子が球形
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が粗い瘤状ではなく小刺状
Calostoma areolatum
アジアに分布する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が粗い瘤状ではなく不規則な小疣状
Calostoma oriruber
アジアに分布する
外皮が崩壊して領域状になり、乾燥していくぶん鱗片状となる
担子胞子のサイズが類似している
本種と異なり外皮が淡黄褐色で緑色を帯びるのではなく褐色
Calostoma sarasinii
アジアに分布する
本種と異なり外皮が淡黄褐色ではなく帯クリーム色
本種と異なり担子胞子が部分的に截断状