2022年12月31日 (仮訳)DNAバーコードシーケンシングによりPuccinia chunjieiのさび胞子世代宿主が発見された Hambleton, S. & Liu, M. 2023. DNA barcode sequencing discovered the aecial host of Puccinia chunjiei. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/advpub/0/advpub_MYC596/_article/-char/ja/ [Accessed December 31, 2022] 【R3-10200】2022/12/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国寧夏回族自治区においてメギ属植物の乾燥標本からITSバーコード配列を取得し、当初Puccinia graminisとされていたさび菌をP. chunjieiと同定した。 本種は従来エゾムギ属植物に発生した冬胞子世代のみが知られていたが、メギ属植物は本種の新宿主として記録された。 本種の記載文を拡張し、さび胞子のSEM観察を行った。 (その他掲載種) Puccinia chunjiei M. Liu, C.J. Li & Hambl. 【よく似た種との区別】 Puccinia graminis アジアに分布する さび胞子堆の形状が類似している さび胞子堆の護膜細胞の形態が類似している さび胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なりトルコ、カナダ、スウェーデンにおける分布が知られている 本種と冬胞子堆の形態が異なる 本種と異なり冬胞子頂部に1-2つの突起を有するという特徴を欠く 本種より冬胞子のへその幅が広い 本種ほど冬胞子柄の形状が細長くない 本種と異なりさび胞子堆が葉の下面全体を覆うという特徴を欠く 本種ほどさび胞子堆が濃い橙黄色でない 本種とITS領域の塩基配列が異なる