2016年10月11日 (仮訳)マレーシア産のイグチ類の腹菌型新属、Durianella Desjardin, DE., Wilson, AW. & Binder, M., 2008. Durianella, a new gasteroid genus of boletes from Malaysia. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/100/6/956.short [Accessed October 11, 2016]. 【R3-03373】2016/10/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ マレーシアから記載されたHydnangium echinulatumを再度採集し、本種に対して新属Durianellaを提唱した。 本種は地上生で子実体表面がピラミッド状の疣に覆われるドリアン果実状で、内部が露出すると藍色に変色し、担子胞子が類球形であることなどで特徴づけられた。 分子系統解析で本属はイグチ亜科クレードに含まれ、Hydnangium属とは遠縁であった。 (新組み合わせ) Durianella echinulata (Corner & Hawker) Desjardin, A.W. Wilson & Manfr. Binder 旧名:Hydnangium echinulatum Corner & Hawker 語源…(属名)ドリアン(子実体の形態から) 【よく似た種との区別】 Gyroporus spp. 外皮の色が類似している 不稔組織が切断すると速やかに青変する 本種と担子胞子の形態が異なる 本種と異なり胞子形成組織がゼラチン化するという特徴を欠く 本種と異なり”circumferential hyphae”を有する 本種と異なりクランプを有する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pisolithus spp. 柱軸が良好に発達する グレバがゼラチン質が詰まった小室からなる 担子胞子が球形 担子胞子表面が小刺状 本種と異なり子実体が濃青色に変色するという特徴を欠く 本種と異なり不稔組織がゼラチン化するという特徴を欠く nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される