2015年12月6日 （仮訳）オーストラリア、ニューサウスウェールズ州、ワタガンス国立公園産のEntocybe haastii Bergemann, SE., Largent, DL. & Abell-Davis, SE., 2013. Entocybe haastii from Watagans National Park, New South Wales, Australia. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000126/00000001/art00010 [Accessed December 5, 2015]. 【R3-02444】2015/12/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ オーストラリア、ニューサウスウェールズ州からEntoloma haastiiを報告し、本種をEntocybe属に転属した。 本種は傘がほぼ黒色で褐色を帯びず、襞が暗青灰色で、柄が帯黒青色で圧着する繊維に覆われることなどで特徴づけられた。 担子胞子は等径で、傘表皮の細胞内に色素を有し、傘実質外層に膨大した菌糸を有していた。 （新組み合わせ、オーストラリア本土、ニューサウスウェールズ州新産種） Entocybe haastii (G. Stev.) Largent 旧名：Entoloma haastii G. Stev. 【よく似た種との区別】 Entocybe nitida 担子胞子が小型 担子胞子が等径 縁シスチジアを欠く クランプを多数有する nrLSU+mtSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種と異なりオーストラリアおよびニュージーランドではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり傘表面が密に圧着した、あるいはもつれた繊維に覆われるのではなく無毛または放射状繊維紋を有する 本種より襞が長い 本種と異なり襞が初め暗青灰色、のちに淡橙色ではなく白色 本種より柄が長い 本種と異なり柄が基部の方が幅広いのではなく円筒形 本種と異なり僅かに穀粉臭またはダイコン臭を有する 本種より傘実質の細胞が短い 本種より傘実質の細胞の幅が広い nrLSU+mtSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Entoloma alcedicolor 担子胞子が小型 担子胞子が等径 縁シスチジアを欠く クランプを多数有する 本種と異なりオーストラリアおよびニュージーランドではなくオランダなどに分布する 本種と異なり傘がほぼ黒色ではなく暗青灰色 本種と異なり傘中央部に小鱗片を有する 本種と異なり柄が帯黒青色ではなく暗青灰色 本種と異なりニンニク臭がある 本種と異なり傘表皮が毛状被 Entoloma gracilior タスマニアに分布する 傘が黒色 襞が淡紫灰色 柄が暗青色 担子胞子の形態が類似している 傘表皮の形態が類似している 本種より子実体がクヌギタケ型に近い 本種と異なり傘表面が密に圧着した、あるいはもつれた繊維に覆われるのではなく平滑 本種と異なり傘に弱い吸水性を有する 本種と異なり傘の縁部に半透明条線を有する 本種より柄の幅が狭い 本種と異なり柄が基部の方が幅広いのではなく上下同大 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径 Entoloma coeruleogracilis タスマニアに分布する nrLSU+mtSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種と異なり傘がほぼ黒色ではなく紫色を帯びる空色 本種と異なり柄が帯黒青色ではなく紫色を帯びる空色 本種より柄の幅が広い 本種と異なり柄が基部の方が幅広いのではなく広円筒形 nrLSU+mtSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される