(仮訳)チリ北部、アタカマ砂漠産の新種Exophiala atacamensisおよびE. crusticola
Madrid, H. et al. 2023. Exophiala atacamensis, sp. nov., and E. crusticola from the Atacama Desert, northern Chile. Sydowia. Available at: https://www.verlag-berger.at/detailview?no=3108 [Accessed January 4, 2024] 【R3-11305】2024/1/4投稿

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3行まとめ

チリのアタカマ砂漠において土壌から分離された菌を検討し、Exophiala atacamensisとして新種記載した。
本種は分生子形成細胞がアネロ型、分生子がスライム状の集まりをなし無隔壁、酵母様の出芽細胞を形成し、生長が遅く、シクロヘキシミド耐性を有することなどで特徴づけられた。
また、南半球新産種としてE. crusticolaを報告した。
Chile, El Loa Province, Atacama Desert, near Calama

(新種)

Exophiala atacamensis Madrid, Gené, Quijada, Cantillo & R. Gacitúa
語源…アタカマ産の
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【よく似た種との区別】
Exophiala dermatitidis
培養下で”meristematic bodies”を産生する
本種と異なりチリではなく日本などに分布する
本種と異なり土壌ではなくヒト等から分離される
本種と異なりフィアライドがPhialophora属類似である
本種と異なり40°Cで生育可能
Exophiala phaeomuriformis
培養下で”meristematic bodies”を産生する
本種と異なり土壌ではなくヒト等から分離される
本種と異なり”thallus”に菌糸を有するのではなく欠く
本種と異なり40°Cで生育可能
Exophiala spinifera
本種と異なりチリではなく米国などに分布する
本種と異なり土壌ではなくヒト等から分離される
本種と異なり培養下で”meristematic bodies”を産生するのではなくしない

(南半球、南米、チリ新産種)

Exophiala crusticola S.T. Bates, G.S.N. Reddy & Garcia-Pichel
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