2023年1月24日 (仮訳)タイ北部産ケカビ目菌類の多様性の拡張:土壌由来のBackusella属新種 Hurdeal, VG. et al., 2022. Expanding the diversity of mucoralean fungi from northern Thailand: novel Backusella species from soil. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.559.3.5 [Accessed January 24, 2023] 【R3-10272】2023/1/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンラーイ県のコーヒー農園の土壌から分離された菌を検討し、Backusella solicolaとして新種記載した。 タイにおけるBackusella属菌の報告は初となった。 本種はB. gigacellularisに近縁であったが、胞子嚢や胞子嚢胞子、小胞子嚢の形態や巨大細胞を形成しない点などが異なっていた。 Thailand, Chiang Rai province, Mae Suai district (新種) Backusella solicola V.G Hurdeal & E. Gentekaki 語源…土壌生の 【よく似た種との区別】 Backusella gigacellularis 有性世代が知られていない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイにおける分布が知られていない 本種よりコルメラのサイズが僅かに小さい 本種と異なりコルメラが円筒形で一部中位が狭窄するという特徴を欠く 本種より胞子嚢のサイズが大きい 本種より胞子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり小胞子嚢が単胞子性~多胞子性ではなく常に多胞子性である 本種より小胞子嚢のサイズが小さい 本種と異なり巨大細胞を形成する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される