(仮訳)ブラジル北東部、バイーア州におけるヒメツチグリ科およびチャダイゴケ科菌類の新記録
Trierveiler-Pereira, L. et al., 2009. First records of Geastraceae and Nidulariaceae (Basidiomycota, Fungi) from Bahia, Northeastern Brazil. Revista Brasileira de Biociências. Available at: http://www.ufrgs.br/seerbio/ojs/index.php/rbb/article/view/1155 [Accessed September 27, 2016].
【R3-03330】2016/09/27投稿

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3行まとめ

ブラジル、バイーア州で採集された6種の腹菌類を報告した。
そのうちGeastrum fimbriatumなど5種はヒメツチグリ科、Cyathus montagneiはチャダイゴケ科に属していた。
G. lageniformeはブラジル北東部における新産種であり、残りの5種はバイーア州新産種として報告された。

(バイーア州新産種)

Geastrum fimbriatum Fr.
シロツチガキ
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【よく似た種との区別】
Geastrum saccatum(フクロツチガキ)
ブラジルに分布する
本種と異なり孔縁盤が類白色
本種と異なり孔縁盤の境界が曖昧ではなく溝状

(バイーア州新産種)

Geastrum hieronymi Henn.
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(ブラジル北東部新産種)

Geastrum lageniforme Vittad.
トガリフクロツチグリ
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【よく似た種との区別】
Geastrum saccatum(フクロツチガキ)
ブラジルに分布する
孔縁盤の境界が明瞭
本種と異なり菌糸体層に縦方向の畝を欠く
本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい
本種と異なり外側の菌糸体層の菌糸が薄壁でない
本種と異なり外側の菌糸体層の菌糸にクランプを欠く

(バイーア州新産種)

Geastrum saccatum Fr.
フクロツチガキ
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【よく似た種との区別】
Geastrum triplex(エリマキツチグリ)
本種より子実体のサイズが通常大きい
本種と異なり”endoperidial body”の周囲に偽柔組織状の顕著な襟を有する
Geastrum lageniforme(トガリフクロツチグリ)
ブラジルに分布する
孔縁盤の境界が明瞭
本種と異なり菌糸体層に縦方向の畝を有する
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり外側の菌糸体層の菌糸が薄壁
本種と異なり外側の菌糸体層の菌糸にクランプを有する
Geastrum fimbriatum(シロツチガキ)
ブラジルに分布する
本種と異なり孔縁盤が類白色でない
本種と異なり孔縁盤の境界が溝状ではなく曖昧

(バイーア州新産種)

Geastrum schweinitzii (Berk. & M.A. Curtis) Zeller
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(バイーア州新産種)

Cyathus montagnei Tul. & C. Tul
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